その中で、『次はどの作品について書こうか?』と悩む時間が多く、なかなか記事に出来なかったりもします。
それで、改めて私が好きな作品をリストアップしていったら、そこにはある共通するものがありました
『深夜食堂』、『南極料理人』、『かもめ食堂』、『トイレット』、『彼らが本気で編むときは』…
私の好きな作品のほとんどに、飯島奈美さんのお料理がありました
これらの作品に共通して言えるのは、セリフや役柄だけじゃなくて、そこには、ホッとする食卓があったことです。
セリフがいらないような、一瞬、その人の中で感情の波が静まるような、そんな暖かい料理がそこにはありました。
映画に色も味も香りも、雰囲気という時間さえも与える、そんな優しい料理の数々は、1人の役者さんのように、観る側の気持ちを引き立たせてくれました
映画というと、役者さんの演技と脚本に注目しがちですが、私はエンドロールに書かれている全てを必ず観ます。
この映画に、色を添えた全ての方々に拍手を送りたいから、『この照明の使い方が好きだなぁ』と感じれば、照明さんのところに特に注目しながら観たりとか、美術が気になれば美術の方を観て、あとでその名前を調べて、『あ!あの作品の!』と思いがけない出会いに感激したりと、隅々まで観ると本当に楽しいものです
このブログでは、映画の俳優さんやストーリーだけではなくて、映画に色を添えてる方々のお仕事についても時折紹介出来たらいいなぁと思っています