潮来市のあやめ園では、5月下旬~6月中旬に行われる『水郷潮来あやめ祭り』の時期に合わせて、船に乗って嫁入りするという古き伝統的な結婚式が行われています。
かつて歌手の花村菊江さんによって、『潮来の花嫁さん』という曲にも歌われた潮来の伝統行事です。
今ほど陸路による移動や運搬が盛んでは無かった時代、水郷地帯であった潮来周辺では水路による移動がメインであり、嫁入りする際にも嫁入り船に乗って嫁いで行ったそうです。
時代が下るにつれて陸路が発達し、船に乗って嫁ぐ習慣が廃れていきましたが、この潮来伝統の嫁入り船に乗って新郎に嫁ぐという行事を残したいという地元民の思いから、あやめまつりの時期にだけ『潮来の花嫁』が復活します。
あやめの花は今年は少し早咲きだったみたいで、見に行くのがやや遅かったみたいで枯れはじめてる感じでした。
花を見てる途中で、着物を着た女性二人が花の手入れをしている光景に遭遇したので撮影させて頂きました。
『潮来の花嫁』が行われる時間になったので、船乗り場の近くにスタンバイ。
赤い絨毯の上を進んでいって大勢の観客が見守る中、花嫁が手漕ぎ船に乗り込みます。
それでは長くなりしたが、最後に手漕ぎ船を漕ぐ女性の船頭さんの姿で、今回の記事を締め括ろうと思います。