思い出も生きて行く力になる | まりんぼったの独り言

まりんぼったの独り言

ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も92歳になりました。

昔、歌の1節に「思い出だけじゃ生きてゆけない」というフレーズがあった。

確かにそうだなあと納得しながら歌っていたが、思い出も生きて行く力になると、思えるようになった。

生きていると、くじけそうになることの連続だけど、目を閉じて少し前のこと、ずっと昔のことに想いを

馳せると、自分の生きてきた道が見えてくる。

誰にも愛されないで、いきなり今の場所に立っている訳ではない。

何かに夢中になって眠る時間も惜しんでがんばった事、認められて嬉しかったこと、誰かを愛し愛されたこと、旅の思い出…いろいろなことが次から次に浮かんでくる。

未来を考えることはとても大切なことだけど、先のことばかり考えて、考えすぎて、苦しくなったら、少しだけ過去を振り返って見よう。

こんなにたくさんの思い出を抱えて、それらに支えられて今までちゃんと生きてきたんだもの。

大丈夫!!

そして、今の苦しみや辛さが、先になると懐かしく、忘れられない思い出になることをどうか憶えていて

欲しい。

 

 

今から十数年前のノートに書かれた自分の言葉に、久しぶりに触れて感慨深い。

その頃、何かに悩み自身を励ますつもりで書いたのだろう。

その日からの人生も決して平坦な道ではなかったと思う。

「それでも人生は続く」こんな言葉が浮かんで来た。

無我夢中で生きてきて、気がつくとこの位置に立っていた…人は皆、そうなのかも知れない。

深い刻みの無いのっぺらぼうの人生より、振り返ったとき、自分が歩んだ道筋がくっきりと

見える人生の方が味わい深いと思えるように、今日からの日々を生きていきたい。