まりん、遅くなってごめんね。
予定を延ばした訳ではないし、ちゃんと帰ってきたんだけど、まりんのことを更新するのが
すっかり遅くなって申し訳ない!
2日半ぶりに帰宅して、一番にまりんに挨拶しなくてはいけないのに、先に荷物の運び込みを
してしまった。
実は結構いつものことなのだが、今回は運び終える頃「トゥルルル…」電話の音。
これはまりんの催促の音なのだ。
洗面所の籠のバスタオルをめくって、早速帰宅の挨拶。
「まりちゃん、ただいま!今、帰ったよ。」
「ごめんね。寂しかった?」
「お利口で留守番してくれていたんだね~」
正直、どこまで理解してくれているかは分からない。
まりんの顔を見ると、自然にどんどん話しかけてしまう。
まりんは、じっと私の顔を見ていたが、想いのこもった声で一言。
「カッコ…」
ズキューン!!
千の言葉より、胸を撃ち抜かれた。
家人に聞くと、まりんは私が出掛けてから、いつもよりずっとおとなしかったそうだ。
悪戯もしないし、終日止まり木に止まっていたらしい。
ふと見ると、秘境に出発する前に、悪戯防止に作った目玉付きバスタオルが、小物の上に
掛けっぱなしになっている。
もしかして、このタオルのせいでおとなしかったのかな?
それは懸念だと、翌日まりんが証明してくれた。
家人が掛けっぱなしにしたため、まりんは「この目玉、恐るるに足らず!」と思ったようで、
席を外すと、すかさずタオルに乗って見せた。
仕方がないので、今度は怖い大きな口(ギザギザの歯)も貼り付けたが、賢いまりんに
いつまで通用するか、定かではない。
朝、いつものシャワーの時間。
下のもろもろを外して、まりんを籠ごと浴槽に運ぶ。
「まりちゃん、ジャブジャブするよ!」
ここまでは、いつもの手順だが、今日はシャワーの水が掛かると「待ってたよ~」と
言わんばかりに、大きく翼を広げてクルクル回りながら大はしゃぎのまりん。
家人もシャワーをはしょったりはしないのに、そんなに嬉しいのかと思うと、いとしさが
じわ~とこみ上げてくる。
なでなでもカキカキも念入りに…
甘えてばかりのまりんに、疲れも飛んでいく。
さあ!カッコはまた、今日から頑張るからね!!
必殺のカキカキ技にウットリ…いつもの凛々しい顔はどこへやら(^_^;)