助詞への取り組みは自然体で | 自閉症をあきらめない〜2歳半からABA

自閉症をあきらめない〜2歳半からABA

平成28年7月、2歳半で自閉症(知的障害あり)と診断された次男。ABA(応用行動分析)療法にて家庭療育を始めました。今では小学1年生。普通級に元気に通ってます!




つみきの会のつみきBOOK(中級編)で、明らかにやり残しているのが「助詞」です。

テキストによれば、助詞は0.5語文の負担があるそうで、まずは助詞抜きの三語文が言えるようになってから、助詞を導入していくようです。

これまで集中的に取り組んでこなかったのは、次男はすでに私たちの会話やyoutubeなどから、自然に言葉を吸収する段階に入っているようで、

「ハンバーグポテト、おいしかった」
「はるちゃん、ウ◯チ、くさい」

など「」とか「」は(たまに使い方間違えますが)自発しているからというのもありますし、助詞をセラピーとして教えることに何か気乗りしないものがあったからです。

なぜ気が乗らないのか、自分でも分からなかったのですが、昨日、つみきBOOKを読み返してみたら、その答えが書いてありました(さすが!)

「日本語では健常の子供や大人でも助詞を省略する(にいちゃんお菓子とった!など)ことが多い。だから常に三語文に助詞を入れようとするとかえって不自然になる」

とあります。私も妻と話す時「ご飯そろそろ食べたいな!」とか、助詞を使わないことがほとんど。

そう考えると、やはり日常の場面で、助詞を使わないことでの違和感や文章の意味が正確に伝わらない、という時だけ、その都度矯正するのが一番よいのかなと思っています。

直近の例では週末に「ばあば、おウチ、行く!」と言っていたので、「ばあばおウチ行く!」だよっと、言い直しをさせました。正確には、ばあばおウチ行く」でしょうが、後半の「に」は必ずしも、なくてもよいと思ったのです。

このように、セラピーではなく日常場面で、明らかに日本語として足りない(意味が通じない)と感じた時にだけ、助詞をプロンプトして教えるよう、妻に取り組んでもらっています。


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