車椅子に座っている状態を、少しでも長くキープする為、

個室に戻っても、「もう無理」 「寝たい」と、言うまで、

座って、テレビを観ることにしました。

 そんなある日、血管外科のO医師が、入って来て、

「かなり、持ち直しましたが、…奥さんの肝臓が、

少し、小さいんだよね。」と、呟きました。

移植肝の回復に、時間がかかっているようです。

「これからも、しばらく入院する事になりますから、

個室の減免措置の書類を、今日、出しましょう。」

と言って、退室していきました。

 

要するに、明日からは、

個室代、一日、38800円が、免除されるという事です。

夫は、緑膿菌のキャリアなので、

「病院内感染を防ぐ為に、個室に入院する必要がある」

と、認定されれば、

患者の都合ではなく、病院の都合による「個室使用」

になり、費用が、掛からなくなる訳です。

…助かりました。

 

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