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直子の直筆

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2017年04月20日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
矯正装置がいつ外れるかは、音大受験を控えた次女(高3)には大問題だった。
 
トランペットというのは、ちょっとした口の変化で音が出なくなってしまうからだ。
 
だから、受験直前に装置を外すことのないように、歯科医に確認に行ったというのが今回のいきさつ。
 
そんな説明をすると、歯科医は
 
 
 
 
「へ~、プロにでもなるの?」
 
 
 
 
と、マスクの上に乗っかった老眼鏡から上目遣いに私のほうを見た。
 
”くっそ~!バカにした言い方しやがって!”と思った私は即座に
 
 
 
 
「はい」
 
 
 
 
と低めの声(もともと低いけど)でクールに答えた。
 
すると、歯科医は、
 
 
 
 
「ご希望ならいつでも装置を外しますけど、どうなっても文句言わないでくださいね」
 
 
 
 
「この子の歯の癖だと90%以上ガタガタに戻りますよ!」
 
 
 
「あとで”こんなはずじゃなかった”と言わないように、サインしてもらいますから」
 
 
 
 
こっちも覚悟の上なのだが、”3年で治る”と言っておきながら、4年経っても治せない張本人にそう言われても、不信感ばかりが募るだけだった。
 
しかし何より、4年も装置を付けていた上「まだまだかかる」と言われた次女に限界が来ているのがわかっていた。
 
 
 
 
 
「装置を外すなら、平日の午前中じゃないとダメですよ」
 
 
 
 
と言われたが、次女がどうしても学校を休みたくないということで、夏休みに入ってから外してもらうことにした。
 
すると、こちらの決意の固さを感じてか、はたまた恫喝まがいの発言が口コミで広がることを懸念してか、帰り際に歯科医はこう言った。
 
 
 
 
 
「じゃあ、7月まではできる限り矯正しますから」
 
 
 
 
 
”Well done!" (よくできました!)と心が返事をしていた。
 
 
 
 
(小).jpg
 





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最終更新日  2017年04月20日 08時39分24秒


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