香港ランキング

春休みの時期からか、

最近特に学生さんの旅行客をよく目にする様になりました。

 

個人で来られている方も多く、

ガイドブック片手に街を歩き回っている方が目立ちます。

 

在住者としては少しでも香港に興味を持ってくれて嬉しく思ってます。

 

香港のタクシーには日本のタクシーとは異なるルール・現象・ポイントが幾つかあります。

折角の旅行を移動のトラブルで台無しにすることのないように

確認して貰えればと思います。

 

  1. エリアによって車両の色・料金に違いがある。
  2. トランクに荷物を入れると料金が加算される。
  3. 高速は基本無料だがトンネル・橋によって追加料金がある。
  4. 空車マークの上に営業停止中の札がかかっているのは海超えのサイン。
  5. 気象状況等では白タク化する。
  6. 行き先は建物名だけでなく、近くにある交差点の通りの名前も控えておこう。
以上の点を順を追ってご紹介します。
  1. エリアによって車両の色・料金に違いがある。
hong-kong-taxis
(Hong Kong Taxi Guide)より。
ご覧の通り、香港のタクシーには3色のタクシーがあります。
意味はそれぞれの管轄エリアの違いです。
 
赤タクシー ・・・香港主要エリア(九龍・香港島エリア、ランタウ島を除く)
緑タクシー ・・・ニューテリトリー、香港北部エリア(Sha Tin等)
青タクシー ・・・ランタウ島エリア(ディズニーランドや空港周辺エリア)
 
それぞれエリアからエリアへの乗り入れ(Ex.九龍エリアからランタウ島まで)
というケースには寛容で赤タクシーでの乗り入れ可能。
その他色のタクシーも乗り入れに対しては比較的寛容だが、
乗り入れケース以外は無用のトラブルを防ぐ為に各地域のタクシーを利用しよう。
 
料金にも若干の違いがあります。
以下全て初乗り料金(2km)、2017年3月現在。
赤タクシー ・・・22HKD
緑タクシー ・・・18.5HKD
青タクシー ・・・17HKD
当然、赤タクシーに乗って緑タクシーの料金で払うなんて出来ません、
または緑タクシーから赤タクシーに乗って「ボラれてる!」と勘違いしないように、
それぞれ違う事を認識してください。
 
2.トランクに荷物を入れると料金が加算される。
 
3色タクシーともに共通で荷物に対して追加料金がかかります。
以下ご注意ください。
 
ペットに対しても追加料金があります。これも留意しておきましょう。
 
スーツケース・大きい手荷物 1個毎に
(トランクに入れる必要のない手荷物は除く) ・・・ 5HKD
 
車いす ・・・無料
 
ペット 1匹毎に・・・5HKD
 
3.高速は基本無料だがトンネル・橋によって追加料金がある。
 
様々なエリアをつなぐトンネルになりますが
それぞれ通過する際に通ったトンネル・橋によって違う追加料金が加算されます。
 
特に、料金が高いがスイスイ通過出来る「ウエスタンハーバートンネル」にご注意を。
急ぐ必要が無いのにタクシーの運チャンに言われるままに通って無駄に出費が
かかったなんて話も聞きますので是非事前確認をしてもらいたいです。
 
以下各トンネルの通過費用(タクシーの場合)です。
トンネル名をクリックするとGoogle mapが別ウィンドウで出ます。
 
クロスハーバートンネル ・・・ 10HKD
Tate' s Cairn トンネル ・・・ 20HKD
Tai Lam トンネル ・・・ 44HKD
Lantau  Link 橋 ・・・ 30HKD
 
上記が代表される追加料金の必要なトンネル・橋になります。
他にもトンネルがありますが5HKD前後の追加料金になります。
 
中華圏なのでなにかとボッタクリに敏感になりがちですが、
これらは香港の運輸署の設定した料金なので通過したら払う必要があります。
間違っても運チャンの独断ではないので支払いをしっかりしてください。
 
4.海超えのサイン
香港島-九龍エリア間を海底トンネルを使って移動することを我々は
「海超え(過海、広東語でグォ・フイ)」と呼びます。
 
赤タクシーによっては香港島オンリー・九龍エリアオンリーの
移動客しか乗せないなんて勝手なやつがおります。
 
海超えタクシーへの乗り方を教えます。
(逆にそうでないのは香港島オンリー・九龍エリアオンリーということです。)
 
1,海超えスタンドからタクシーを拾う。
 
まずは上の様なタクシースタンドに待機しているタクシーです。
 
このスタンドどこ??って方はこちら
 
2,海超えサインのタクシーを拾う。
 
お分かりだろうか? 
空車マークの上に「営業停止中」の札をかけているのだが、
これこそが海超えしますよ!というサインなのだ。
 
上記な主な方法である。もちろん例外で海超えをしてくれる普通に空車マークで
流しているタクシーの運チャンもいるが不確定要素が多いので
海超えをする際には上記を留意しておきましょう。
 
※なお、この営業停止中の札をかけているタクシー全てが
海超えを意味しているのではない。
中には本当に営業停止中のタクシーもあるのでご注意を。
これはある種の風習のような物なので100%正しい物では無いことを認識してください。
 
 
5.気象状況等では白タク化する。
ここで中華圏あるあるである(笑)。
台風や大雨で公共交通機関が麻痺している際、空車マークで流している
タクシーの中には窓をまず開けて値段交渉をしてくるタクシーが出現する。
 
それから深夜帯終電後、バー・クラブストリート等で帰る客の需要が上がり
空車の少ないエリアでも白タクは出てくる。
 
普段なら20HKD前後で行ける所も100HKDだ!とふっかけてくる。
時間に余裕があれば移動は諦めて、ピークが過ぎるのを
ホテル・部屋でゆっくりするか、2軒目・3軒目に行って飲み直す等して待つか
マッサージやお茶をして時間を潰すのが適当だが、
(気象警報レベルによっては営業していないが。。)
それでも帰りたい・移動したい場合は
Uberアプリ等配車アプリを利用した方が
適当な料金で行ってくれる事もあるので予めダウンロード、用意をしておき検討してみよう。
 
6,行き先は建物名だけでなく、
近くにある交差点の通りの名前も控えておこう。
 
まず、運チャンは英語もあまり通じない事を頭に入れておこう。
滞在先のホテル名・住所(出来ればどことどこの通りに面しているか)を
漢字で、大きい文字でプリントアウトしておくことが無難である。
またタクシーで行こうとしている観光地・レストランの行き先も必要に応じて
大きい文字でプリントアウトしておくことをオススメする。
何度も言うが大きい文字が大事です。(笑)
 
何故か目の悪い運チャンが多く、iPhoneの画面でホテル名を出すと
「見えないから別のタクシーを拾ってくれ」と乗車拒否される事もあるので
時間厳守の旅ならトラブルを未然に防ぐ意味でもやり過ぎぐらいの準備をしておこう。
 
長くなってしまったが、以上が香港タクシーの注意点である。
 


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