日本の夏…
日本に住む読者のみんなは今頃死んでるんではなかろうか。
あのジトジト。死ぬほど嫌いだ。
ごめんあそばせ!
サンディエゴは最高に気持ちがいいあの日本の5月の陽気が年中続いてますの!
おほほほー!
夏といえばこんなエピソードが昔あった。
ご飯中のかたの読者はこの話は読まないことを強くお勧めする。
昔むかし、私が日本にいた頃歯科衛生士として検診の出張の仕事をしていた頃の話だ。
普通の歯科衛生士とは違い、色々な企業に出向き、そこで検診、クリーニングをするという変わった仕事をしていた。
なので毎日、毎回、違う会社に行くため、関東周辺を主に出張にいっていた。
たまに九州や愛知、北海道など謎すぎる出張もあった。
その日は恐怖のドアto ドア通勤3時間コースの場所。
千葉県旭市への出張であった。
しかも3日連続。
3時間って小旅行じゃないのよ。
3日もあるなら、宿とってよ。
散々ぶうぶう社長に文句をいいながら、仕事だと割り切り、三日間を乗り切ろうとしていた最後の3日目にそれは起きた。
朝の通勤ラッシュ。
船橋駅から千葉駅へ向かう快速電車はいつも通りくそ混んでいた。
ぎゅうぎゅうの車内に夏というあの最悪のシチュエーションの中、いつものように親父達にもたれ掛かりながら、仮眠を取る私。
最初は他人に触れるなんてきもちわるーなんて可愛いことを言っていた時代もあったが、毎日それに出くわすと、そんなんどうでもよくなり、親父達に挟まれて逆にクッションになり、爆睡できるという技をみにつけたわたし。
仮眠 on 親父。
千葉駅に着き、さぁ難関がこれからだ。
外房線で1時間40分の旅だ。
クソど田舎に向かって行く線…
一応快速なんて名前がついているが、まぁ全駅停車だよね。
こっから永遠とまた電車に乗るのだ。
外房線に乗り換え、発車まであと3分を切った頃だろうか。
私は身体の異常に気付き始めた。
やばい。
腹痛い…
今じゃ考えられないような偏食、夜中まで遊びまくりの生活だった21歳、くそ女の当時の私。
その為、便秘がひどかったのだ。
どくだみ茶という便秘が一発で治る、というか下剤だよね。それを常用していた。
それを何も考えずに前日夜に飲んだことを思い出しちゃったわたし…
非常にやばい。
なんでかって?
このどくだみ茶は下剤そのものだ。
腹を下しはじめたら、それはサインだ。
10分以内に出る。
ピンチすぎるぞ、わたし。
あと発車まで3分…
トイレは一回上に上がり、改札付近…
ちなみにこのど田舎線、次の電車はなんと30分後だ…
アーメン。
というと、この電車を逃したら完全大遅刻。
大遅刻は絶対タブーだ。
それはその旭駅からまたその会社まで車で30分の為、社長が皆を時間に車でピックアップする為、1人が遅れたら絶対だめなパターンのやつだ。
悩みに悩み、結局
乗車。
タイムリミットは約10分。
ちなみに乗車時間は1時間40分。
これ絶対もらすパターンだわ。
そこから地獄の電車の旅が始まったのだ。
周りは一応クーラーのきく車内とはいえ、汗だくだ。
そんな中1人、全く違う汗をかくやつ。
冷や汗で全身の毛穴から汗噴き出る噴き出る。
まず身体を冷やしたら終わりだ。
その時は暑さなど感じなかった。むしろ寒気でくそ寒い。
1人車内で仕事用の分厚い歯医者用カーディガンを羽織る…
わたしだけアラスカの真冬だ。
すると車内が暑かったのか、なぜか急に冷房がガンガンききだすではないか!
プラス、最強マックスフル回転の扇風機!
や…やばい。
お腹痛い…
何度、何度、何度下車しようかと思ったか…
あまりにわたしの顔が白くなっていたのか、隣に座っていたじいさんに
君、さっきからガタガタいってるが大丈夫だろか?
顔もかなり青ざめているが、寒いんかね?
もうじいさんの優しさには耳もかせないほどであった。
大丈夫です…
せっかくの親切だっのにもうそれどころではないわたし。
既に乗車1時間半。
なんと普通ならあのどくだみ茶を飲み、お腹が下ったら200パーの確率で10分以内にトイレにかけこまないとゲームオーバーだったのに、1時間半も我慢した。
我慢しなくちゃいけなかったが正しい。笑
ちなみに200パーの確率ってどんな確率だかわかる?
絶対って意味だからね。
ついに旭駅…
もう歩けなかった…
階段を登ったら途中でやらかしそうだった為、エレベーターへ。
トイレ…
今1番会いたいのはトイレ…
必死に改札方面へ。
するとなんとトイレサイン。
隣のホームじゃないのよ!
ふぁっく!!!
予想外すぎる展開に驚きを隠せない。
きっとわたしはもうあと10歩でげーむおーばーだ。
だが、ここでぶちまくわけにはいかない…
産まれたてのメス牛のようになりながらトイレへ。
すると
【女子トイレ清掃中。少しお待ちください】
の札。
そして鍵がかかってるじゃないの!
そんなことあっていいの?
ねー、ジーザス?
わたしを見捨てた?
もうなんと思われてもいい。
それどころじゃない!
男子トイレに飛び込むわたし。
本当に死にそうな戦いで安堵からか
泣いた。笑
あの1時間40分。
本当に天に召されるところであった。
というか、
天に召されてたわ。
真夏の思い出。