Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

130歳の誕生パーティとロンドンマラソン

2024-04-22 06:18:32 | 日記

4月19日は娘婿パトリックの50歳の誕生日、そして今日21日は私の80歳の誕生日。

二人合わせて130歳ということで、20日の夕方から、友達を招待して大きなパーティを催した。

私の日本人の友達は、ほとんどが帰国していて、その他は結婚記念日50年でパリに行ってる。

娘のダイニング&キッチンは大きく広くお客も数十人は十分収容できる。

土曜日の朝はマーケットまでショッピング、午後早くからクッキングをはじめ、巻きずし10本を巻いて、娘宅へ。

お料理好きの我が娘、50人分ぐらいのヴィーガンフードを多種類にわたって作った。

そして一番喜ばれ食べつくされたのが、ヒジキの煮ものだった。

 

これは娘がパトリックに送った誕生カード、A4サイズの立派なもので、見た人皆を笑いに誘う。

彼の働くオフィスでは誕生プレゼントに何が欲しい?との答えに何もいらないからプレゼントを買うお金をチャリティに上げてくれ。と言ったところ、6千ポンド近くのお金が集まったという。

 

9人ほどいた子供たちは裏庭からリヴィングルーム迄走り回り大騒ぎ。

 

12時少し前にお開きになった。

娘の友達に我が家まで車で送ってもらったら、ちょうど12時、私の80歳の誕生日になった。娘の友達からいただいた花束5束と鉢植え4個、たくさんのプレゼントをもらった。

40-50代の娘の友達は皆、自分も80歳になったら私のように元気で活動的でありたいという。私はもう20年ほど前から、縄跳び1000回を跳んでいる。裏庭が濡れていないときや、ポルトガルのキャンプサイトでもほとんど毎日跳んでいた。3月初めからスポーツクラブで1時間くらいいろいろな機械を使ってトレーニング。と言っても別に目的があってのことではない。

娘からのカードには次のビッグイヴェントは150歳誕生パーティだという。それまで大いに楽しんでトレーニングしなくてはならない。

今日の日曜日はロンドンマラソン、34年前私の46歳のロンドンマラソンも私の誕生日だった。テレビを見ているとあの時この場所で応援してくれた友達や、一緒に走ったランニングクラブの仲間たちを思い出した。

男女の優勝者はアフリカ勢がほとんどを占めていたが、車いすのレースには日本人が入っていた。

 

 

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ロンドンを見下ろす Horizon 22

2024-04-20 06:55:06 | 日記

もう4月も半ば過ぎ、裏庭のクッキングアップルが満開になった。このリンゴの木はこの家を買った30年前には巨大な木になっていて毎年たくさんの実がなる。半分以上も落ちてたい肥にしてしまうが、隣近所に上げてよろこばれる。クッキングアップルは、熱を加えると溶けてしまうが、そのままでは酸っぱいので、砂糖を大量に入れてアップルパイなどに使う。

此の木は無人駅のリンゴの大木で実も普通サイズのおいしい赤い実がたくさんなる。リンゴのピンクの花は桜とはまた違い風情がある。

さて4月19日、今年2月初めに予約したロンドン一番高い展望台のホライゾン22に行く日。3人で予約していたので、友達とまだ学校が休みの孫のジュードと行った。

此の20年ほどの間にロンドンのシティと呼ばれる中心地域に高層建築が雨後の筍のように建った。

此のホライゾン22は建物の高さではシャードに及ばないが、展望台の高さがシャードよりも高く、おまけに無料だから、2月に予約しても今まで待つくらいポピュラーになった。

このビルの近くには昔からのレーデンホールマーケットがありここは観光地の一部になっている。

ロイズ保険会社の奇抜なビルディング。

90年代に作られたガ―キンスとあだ名された当時では一番目を引いた建物。その前には古い教会が建っている。

予約は11時だったが15分前に着くとすぐ入場可でバッグの検査後、エレベーターであっという間に58階に到着。

今日も余り天気が良くなくいつでも降りそうな雨雲のもと、セントポールがちゃちに見えた。

テームズ川の一番手前に見えるのが2000年を記念して作られた、歩道橋のミレニアムブリッジ、

その後ろが橋の上がプラットフォームになっているブラックフライアーの鉄橋。

ロンドンで一番高いシャードの展望台は有料。その下は英国鉄道の線路があんなに広がっていたのか。

シャードの下のロンドンブリッジ駅からテームズ川に架かっている橋はロンドンブリッジ。昔此のロンドンブリッジを新しく作り変えるときに、昔からの古い橋を売りに出した。アメリカ人がかの有名な跳ね橋のタワーブリッジと間違って買ってしまい、今ではどこかの砂漠に架かっているそうな。

6か所からの道路が中心に向かって集まっているところがバンク、この道路の真下にはバンクの地下鉄が通っている。

そしてこのバンクの名前もここ英国銀行(Bank of England)の四角い建物からで、ここの地下金庫には金の延べ棒がぎっしり積み込まれている。ここには博物館があって、毎日無料でオープンしているのでロンドンへ来たらぜひ行ってみてほしい。一度オープンディに行ってみた。金の延べ棒を片手で持ちあげられるかと触らしてくれる。

タイルの敷かれた広場のある建物はギルドホール。昔はギルド制で発達した英国の経済、生産社会の中心だったところ。

 

私が定年退職まで働いていたビルディング(青色で囲った)はセントポールから100メーターも離れていない立派な建物で昔は郵政省の建物を日系の会社が買い取り、外観6階の建物内を9階に改装してあった。この日系の会社はよそに移り今現在はどうなっているのか知らない。

世界で一番知られた橋、タワーブリッジ。

タワーブリッジのふもとに有名なロンドン塔、Tower of Londonという。

テームズ川が極端にうねって突き出たところが昔は帆船が外国からの荷物を運んできたドックランド、

60年代以降見捨てられていたこのドック(船着き場)はサッチャー元首相の提唱で近代オフィスとフラットに激変した。

 

 

 

 

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BBC の番組 Race across the world 2週目

2024-04-19 06:35:53 | 日記

此の番組は一応各国の見どころ(観光地ではない)を廻って行く様子、だから京都や大阪、姫路城などは出てこない。

7日目

カップルAは此の日の最終目的地、韓国のSOKCHO (そくちょ)の指示を受けてすぐ広島へむかった。 広島の原爆記念塔でお参りした後、広島名物お好み焼き屋でアルバイト、皿洗いで12ポンド分の日本円を貰って、バスで博多へ向かった。

カップルB は大阪、神戸へ行き、神戸牛が食べたいと小さなレストランへ入るも、あまりに高いと2人で1皿をオーダーして今迄で最高の味と言ったが、支払いの2000円(12ポンド)をお店の人がタダにしてあげると言われて、喜びのあまりウエイターに抱き着いた。彼らは初めての経験とこの夜カプセルホテルに泊まり、翌日博多に着き12時半のフェリーで韓国のBusan (ブサン)へ向かった。このフェリーにはカップルA も乗っていた。

カップルC は神戸から小豆島を通り四国の田舎でアルバイト、もみじの葉を料理の飾りに使うための紅葉取り。そこから岡山へ出て電車で博多へ向かった。

カップルD は奈良から岡山へ向かい、岡山の漁村で瀬戸内海の漁船でのアルバイト、漁師の御主人と親しくなって岡山駅へ送ってもらい電車で博多へ向かった。

カップルE はいったん山陰地方へ行き、ひなびた日本家屋の旅館で楽しむ。翌日雨のため藁屋根の手伝いはできないと断られ、神社の床掃除のアルバイト、バスで広島へ行き、電車で博多へ行った。

カップル C+D+E はこの日の12時半のフェリーに間に合わず、翌日の12時半まで博多で待たなければならなかった。

さてブサンに着いたカップルA+B だがA はブサンの魚市場でアルバイト、二人で125.44ポンドのお金を手に入れ、翌日直通のバスでSokcho(ソクチョ)へ向かった。

カップルBはすぐ直通のバスでソクチョへ行くつもりが、売り切れで東海岸をSamcheok(サムチェオック)に着いた。この町は一応観光客の町らしいがいたるところに大小のペニスの像があって、この若者二人あまり楽しくないようだった。

翌日12時半にフェリーに乗った3組は

カップルC はSeoul(ソウル)へ ちょうどビール祭りが開かれていて姉弟は大いに楽しんだ。

カップルE はJeonju(ジェオンジュ)でレストランの皿洗いのアルバイト。この年上の奥さんは3度目の結婚で、人生の伴侶に巡り合ったと述懐。(こんな事を画面に入れているから先が見えなくなって…)

カっプルDはブサンとソウルの中間点のDeajoen(ディジョエン)で栗拾いのアルバイト、出稼ぎに来ている人たちと親しくなった。

直通のバスで目的地ソクチョへ着いたカップルAの後4時間後にカップルBが着き、翌日カップルC 次にカップルE がたどり着いたところでこの週の番組は終わった。

ナンとなく不満の残るエンディングだった。

 

 

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BBC の番組 Race across the World

2024-04-12 23:32:08 | 日記

我が家のボタンが満開、本文とは全然関係ない。

 

4月10日から9週間始まったこの番組 Race across the World は過去4回世界中に行っていて、今回は北海道を皮切りに50日間で日本、韓国、中国、(ここから先は判らない)が最終目的地はインドネシアのLombokという。

5組のペアーが決まったお金と時間を計画して目的地に一番早く到着するかがこの番組の面白いところ。

今回札幌に着いたのが

A 黒人の母61歳と娘25歳

B  20歳の男子2人友人

C 姉25歳と弟21歳

D 白人の母52歳と娘25歳

E  夫妻 夫62歳 妻65歳

まず最初札幌の神社で持っていた携帯と銀行のカードと現金を全部渡して、一人1390ポンド(約25万円)と地図、ナビゲーターをもらう。優勝カップルは2万ポンド(約360万円)の賞金があたる。

5組は札幌のテレビ塔の下から午後2時一斉にスタート、1回目の目的地は奈良の奈良ホテル。その間5日で奈良までの間、飛行機と新幹線には乗れない。

カップルAの娘がとっても賢い人で、間髪を入れず札幌の駅から苫小牧の港に直行、夜行フェリーで仙台へ着き、仙台駅から新潟へ、そして佐渡島で素晴らしい5重の塔を鑑賞満喫して、また新潟駅から金沢へ。

カップルBの若い男子2人はフェリーで八戸(はちのへ)、長距離バスで東京へ、あまりの人ごみに驚き、それでもベビー相撲を見ての感想が面白い。一番よく泣いた赤ちゃんが優勝ということだが、泣かすのに用いたお能の面にあれじゃ僕でも泣くよ。二人の目的は富士山を見ること、バスで富士山を見てテントで1泊、また東京に戻って、バスで京都へ

カップルCの姉弟はフェリーで八戸へそこから仙台、松島湾、高いお金を払って初めて食べる日本食に舌鼓をうって、東京へ。ここで人力車のクリーニングのアルバイトをして48ポンド(8640円)をもらいバスで大阪へ

カップルD の母娘は八戸から遠野へ、ここのお土産店で年寄りのおばあさん2人の売り子さんと仲良くなり、おばあさんが履いていた下駄を娘がお土産にもらった。履いていた下駄というのがいかにも田舎の人らしい。その後夜行バスで鳥羽へ行き、海辺のレストランでアルバイト、そこから奈良へ。

カップルE の夫妻は一番旅行を楽しんでいて、青森の温泉でゆっくりお湯につかり、長野のワサビ畑でアルバイト、農家の家族と親しくなってワサビをつけたバーべキュウの肉に舌鼓、松本駅まで送ってもらい奈良へ向かった。

5日目の夕暮れ、5組はあらゆる方面から奈良の奈良ホテルへ向かった。もちろん皆誰よりも早くと大きなリュックをしょったまま駆け足。

A 組が一番、2分遅れてB 組、1時間26分遅れてC組、2時間31分遅れてE組、5番目は4時間41分遅れてD組 だった。

来週水曜日はここ奈良ホテルから到着順、時間差も到着時間によって最終のD組は4時間41分後に出発する。次は奈良からたぶん九州まで、いろいろなところを廻っていくのだろうがとっても面白くて待ちどうしい。 

 

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4月8日 ロンドンは花盛り

2024-04-08 23:40:58 | 日記

この写真は1991年4月21日私の2回目のロンドンマラソンの朝、我が家の前庭のボタン桜が満開の時の記念写真。この日は私の46歳の誕生日だったから、ボタン桜がやっと咲きだしたと喜んでいた。

此の桜の木はその後枯れてしまい切り倒してしまったが、この桜は私の誕生日ごろから5月初めまで咲いていると私のメモリーにインプットされていたが・・・・・

今や通りのあちこちに花盛り、此の激しい色のボタン桜は日本人からは好まれないかもしれない。

英国人はよっぽど好きと見えて、いたるところで満開のこの花を見かける。そして30年の間に地球の温暖化をこの花によっても感じさせてくれる。

スーパーへのショッピングに行く道すがら、よその裏庭の片隅に咲いている素晴らしい桜。1昨年丸坊主に近いほど切られてがっかりしていたが、今年は良く回復したと嬉しくて、写真撮影に夢中だった。

我が家の裏庭と隣の庭にも今は真っ白に梨の花が咲いているが、此の木は近くの通りの梨でとっても小さな実がものすごいほどつくオーナメンタルペアーで、通りに落ちた実があまりに汚れてうんざりする。

これらもいつも通るストリートの前庭のヘザー、一年中咲いているような気がする。

3日前にはまだ硬い蕾だった前庭のボタンが一度に4つも花開いた。大きな蕾がたくさんついているから当分この豪華な花を楽しめそうだ。

 

我が庭のライラックも花が咲いてきたが、特にこのオフホワイトのライラックは珍しい。この家に引っ越した時から特別大きくもならず、毎年たくさんの花を咲かせてくれる。

このライラックが最も平凡な花で、どこにでもある。

ブルーベルはほっておくとやたらと増えて、野菜畑や花壇でも困りもの、特に最近の森や林では、英国ブルーベルを保護する運動が始まった。外来種のスペインからのブルーベルは花も大きく、生育盛んで英国種を淘汰する勢い。

無人駅の垣根の向こうに咲いていたかわいい花を一枝持ってきたが、此の葉は見たことがあると思っていたら、ゴールデン・カラントと言うそうだ。カラントの実はならない。

 

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日本庭園とレイトンハウス(Leighton House)

2024-03-31 04:02:40 | 日記

ロンドンの中心地を東から西に走る地下鉄はセントラルラインと呼ばれる。

このラインの西側のホーランドパーク(Holland Park)の駅から歩いて近いところにある公園はその名もホーランドパーク。ここに京都ガーデンと言う日本庭園がある。

金曜日日本人友達3人でこの公園を訪れた。

八重の枝垂れ桜が咲き始めの感じ。あと一週間もすると素敵だろう。

こじんまりとした小さな庭園で訪れる人達もちらほら、池の錦鯉がやたらと太っていて、蝶々夫人に出てきたピンカートンのアメリカ人妻を思い出させた。

この庭の一角可愛い花が咲いている。Wikipedia で調べるとJapanese Crab Apple と出た。小さな林檎様の実がつくが食べられない。しかしなんて可愛い花と蕾かと思う。

日本庭園を出たところには色とりどりの椿が咲いているし、シャクナゲも咲き出した。

公園を出たところではボタン桜が咲きだしていて驚いた、例年より2-3週間は早い。

これは天の川と呼ばれる豪華な桜、普通は木がまっすぐ上に伸びる。

公園を出てレイトンハウスへむかった。フレドリック・レイトンは ヴィクトリア時代のロマンティックな絵を描いた有名な画家で、彼のアトリエの有ったこの家の壁にこの標識が貼ってある。

部屋中に飾られた絵皿はすべてトルコの模様で

階段や壁もトルコのタイルが貼られている。よほどトルコのトプカピパレスに感化されたらしい。

きれいなシャンデリア。

部屋中がアラブの模様で占められている。

ロード・レイトンはこのような絵をえがいた。理由がわからないと若い男が女性に迫られていると思うが、これはヘビに噛まれてあの世へ行ったユーリディチを、恋い慕って探しに行ったオルフェは、彼女を見てはならず話しかけてもならずと言われ、葛藤している様子を描いた。

 

 

別棟の2階にはヴィクトリア時代の婦人服が展示されていて豪華だが腰の細さに驚いた。

レストランの前を飾る馬酔木、今まで白の花しか見たことがなかったけど、こんな花が咲いてるのだ。

こんな変わった桜もある。

こんな色の翁草も有ったのだと初めて知った。

 

 

 

 

 

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ロイヤルオペラハウスの蝶々夫人

2024-03-28 18:55:05 | 日記

火曜日(26日)の夜、我が家から一番近いOdeon の映画館で、ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)からのライブオペラ・蝶々夫人があった。

NY のメトロポリタンのオペラは今年は観客が少ないから見せてくれないが、ROHのライブはなぜか40人くらいの観客が入っていた。

オペラが始まる前に色々説明が入り、今日の蝶々夫人は日本のAuthentic(本物)な出し物であるようなことを言った。

ところがこの日のOdeonの音響効果とサブタイトルが非常に悪く、一番楽しみにしていたハミングコーラスが聴けなかった。これはROHのせいではないから文句はつけられない。

蝶々さんになった女性がリスエニアの40才近くの大きな女性で、蝶々さんは15歳の日本人女性のイメージから程遠く、気の強そうな人。実際オペラは劇場の中で見聞きしているには、歌さえ上手ければ誰でもいいが、映像では喉の奥まで見えてしまう。

舞台が座敷を設定してあるだけに、ピンカートンもアメリカ大使も靴のまま座敷を歩き回り、靴のまま正座しようとする。見ているだけでこちらが苦しくなる。

結婚紹介所の五郎になったのが特にひどい。時代考証としては明治中頃であろうに長いスカート(袴のつもり)に頭は変なちょんまげを結い、こんな変な日本人がいるものかと怒ってしまった。

それに蝶々さんに再婚を求めた山鳥という金持ちは、江戸時代の裃、袴でもちろんちょんまげ。一体この舞台を考えた人は日本人に一度でも聞いたことがあるのだろうかと考えた。

最終的に、ピンカートンが連れてきたアメリカ人のワイフには度肝を抜かれる。大きな障子の向こうで傘をさしたシルエットが、相撲の貴景勝にドレスを着せたよう。実際に彼女が舞台に現れたら、背の低くて異常に太った黒人女性だった。最近は人種差別云々が特に取り沙汰されていて、そのうち黒人女性の蝶々さんが出てくるのではないかと思った。

・・・・・ということでロンドン北部に住む友達とも話し合い、これはROH に文句を言おうと決めた。

何がAuthenticな日本でありましょうか?来月メトロポリタンでも蝶々夫人を上映する。見比べるのも一興かも?

先週マーケットへショッピングに歩いている道すがら、あるお屋敷の前庭で草花の手入れをしているそこの主婦に会った。いつもきれいな花がたくさん咲いているのでつい立ち止まって褒めたところ、この素晴らしい春の花を一株もらえることになった。花の咲いているときは植えつくかわからないと言われたが、こうして鉢植えで元気にそだっている。

裏庭のチューリップも鉢植えは花が早く咲きだす。前庭の地下植えは未だ蕾がかたい。

野菜畑に勝手に生えて花盛りの忘れな草とプリムローズ、野生の植物はやっぱり強い。

道端の叢に咲いていたこの花、名前は知らない。でも春ですねー。

 

 

 

 

 

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春爛漫のロンドン

2024-03-26 02:47:32 | 日記

ストリートのあちこちにいろいろな種類の桜の木があり、次々と白やピンクの花が咲いている。

此の一重の桜はまだ若木だけれど花が結構大きい。

白の一重は巨大な木が多く、我が家の周りではグリーンのインコに食べ散らされて、花も気の毒なくらい一面に散っているが、娘の住んでいる通りの木にはインコが来ないらしく。まだひとひらの花も散っていない。

日曜日の暖かな日、クリスタルパレスでストリートマーケットがあるというのででかけた。

近くの通りに駐車したところに巨大な白の八重桜が満開。八重桜が咲きだすのは4月も中旬だと思ったのに、もう咲いていて驚いた。これも地球温暖化の影響かもしれない。

温かい日曜日、歩いて娘の家へ行く途中あちこちの庭にきれいな花が咲いている。

これは今まで見たことがなかった。

ウインタークレマティスは巨大な木に絡まって一面に咲いている。

毎年出てくるおきな草。これぞ春!!!

 

まるで星が散っているようなかわいい花。トルコ原産という。

クリスタルパレスの公園に小さな出店がずらっと並んで、たくさんの人出。このオリーブの漬物店、いろいろ試食をさせてくれおいしい漬物がたくさんあったがやたらと高い。

私は長さ30センチ近くのドイツソーセージのホットドックを買って半分はパトリックに。娘とジュードはパイやらクレープなどいろいろ買って結構楽しんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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イースターの飾りと2020年の思い出

2024-03-17 23:27:38 | 日記

 

 

毎週3回づつ行っているスポーツセンターの横に市営の図書館がある。

此の図書館に一番近いメインロードにあるポストボックスにこんなかわいいイースターの飾りが載せてあった。この図書館で編み物クラブをやっているらしい。

2月の中国の新年祝いには赤い小さなドラゴンの編み物がしてあった。誰か奇特な中国人がいるものだくらいにしか思わなかったが、今回の飾りにはベッケンナム ライブラリー ニッティングの編み込み模様が見える。

これは一度ライブラリーに見学に行くしかない。

つい数日前にメールでコンタクトしているフランス在住の女性からスコットランドの様子を聞かれた。それで過去キャンパーで2回も回ったスコットランドの様子をお知らせしようと、過去のブログを開けてみているうちに、2019年から2020年ポールの最後のキャンプ旅行になってしまったブログが編集されないままになっていたのを見つけた。

雨の寒い日曜日、コンピューターにへばりついて、編集しなおした。

ポールは2019年春肺がんと診断され、治療を拒否した結果、コロナでロックダウンした2020年の7月に亡くなった。死ぬ半年前までキャンパーを運転していた体力のある88歳だった。

「最後のキャンプ旅行2019-2020」のブログ記事一覧-Reiko's Travel 記事と現在の英国事情 (goo.ne.jp)

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NY メトロポリタンのオペラを映画館で見てきました

2024-03-14 22:15:06 | 日記

先週土曜日夜5時から近くの映画館でメトロポリタンのオペラを同時中継する予定、お昼間2時間半も昼寝をして夕飯用のおにぎりも持って、いそいそと出かけた。

ところがチケット売り場でいくら探してもない、え、どうしてないの? 今まで毎年4-5回は行っていたはず。このライブシネマは映画館でもインターネットでも宣伝しないから、知らない人は見に来ない。だんだん人が少なくなって、映画館も採算が合わなくなったのだろう。

仕方ないから2週間後の火曜日にロイヤルオペラハウス直送のマダムバタフライがあるというのでそのチケットを買って、がっかりして帰った。

その夜娘に言ったらすぐ 同じオペラを録画したのを、水曜日に見せているとのことで、ブロムリーの映画館ですぐ予約してもらった。

オペラはヴェルディの運命の力、恋人同士が父親の反対を押し切って結婚しようとするが、婚約者アルヴアロの持っていたガンを床に落としたところ、暴発し父親が亡くなる。主人公レオノーラに扮したノルウエー人のLise Davidson は大柄で美人、素晴らしい声で最後まで観客が拍手喝采だった。父親が最近売れている黒人のソロモン・ハワードその子供二人が白人なんていったいどんな人が考えたものか。

レオノーラの兄が敵討ちにと、まるで日本の侍ストーリー。舞台装置はいつも素晴らしく、ただストーリーが暗くて舞台も暗かった。終わっても夜寝ていてもあの素晴らしい音楽が頭から離れない。

4時間10分、終わってすぐに2週間後の土曜日にライブオペラのロミオとジュリエットのチケットを買ってきた。この日も観客は3人以上は見えなかったが、チケットを買っておけば上映してくれるだろうと思った。

今年は暖冬、通りのあちこちで桜が満開。

1週間おくれで我が家の桜の木の向かいの八重桜が咲きだした。

そして白の花も開花した。

この白い花の木下は花弁でいっぱい。花は咲きだしたばかりで散るまで行かないけれど、

そう、グリーンのインコが白の花をめがけて飛び回っている。彼らを見ていると一重の花には蜜があるらしく、八重の花には近寄らない。犯行現場を見つけた。!!!

 

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3月初めのこの頃

2024-03-10 19:40:23 | 日記

昨年1年間毎週1回ヨガをやってみたが、この年では筋肉が硬く関節も動かなくて、1月初めに辞めた。それで近くの市営スポーツクラブで水泳を始めたところ2月末で爪先が白く薄皮を剥いたようにはがれてくる。

これはプールの水のせいかそれとも同時に使いだしたドイツ製の固形シャンプーのせいかと思い両方辞めた。

それ以来毎週3回スポーツジムでランニングマシーンで15分、ローイングマシーンで10分、バイクで10分その他の筋トレマシーンでいろいろやって1時間くらいを費やしている。

此のスポーツジムに初めて行って驚いたのが、月曜日の朝の10時ころジムいっぱいの若い人たちがあらゆるマシーンに取り付いて頑張っている。

この人たちは働かないのかと一瞬思ったが、パトリックに言わせると彼らは自宅で働いている人たちだろうとのこと。なるほどコロナ騒動以来通勤とか勤務体制が変わってきた、それにコンピューターで仕事している人たちが多いこともあるのだろう。なるほど、いつの間にか世の中は変わってきている。

 

2月半ばにいつも通るメイン道路のお屋敷の白木蓮が満開になった。赤のモクレンはまだ蕾が小さかったころで、3月に入るともう全部散って庭中に茶色の花弁が無残な姿をさらしている。

此のモクレンはよほどロンドンの気候に適しているのか、どこへ行っても巨大な木が一面に花開いて素晴らしい。

2月半ばから咲きだした鉢植えのこの桜、私が毎日見ているブロ友さんの桜の記事には色が濃くてがくがえんじ色花が下向きで咲く花はおかめさくらというそうで納得。

この桜 寒緋桜と豆桜を勾配して英国で作られたとのことで、3月の今でもまだ咲いている息の長い桜です。

 

私の住んでいる住宅街の街路樹にはたくさんの花の木が多く、アーモンドの花木も満開。ただ一本スモモのなる木もウルトラ満開で今年はたくさん実がなりそう。

早咲きの桜もかわいいピンクの花を咲かせ毎回見るたびに写真に写したくなる。

通りで特に目につくのがこの素晴らしい姫椿、まだ咲き始めで花弁も落ちていないから見るだけで幸せな気持ちになる。

 

 

我が家の前庭に面した街路樹の桜、かわいい花びらで2週間ほど楽しませてくれる。ところが最近爆発的に繁殖しているグリーンのインコ、色はきれいだが声の悪い中型鳥でこの寒い英国の冬でも何のその、桜の花びらを食べるのか蜜を吸っているのか、木の周囲は花がいっぱい落ちている。花弁ではなく花1つづつだからまさしくインコの仕業に違いない。

 

この家の前の住人が植えて行ったRed Flowering Currant (日本語ではなんといいますか)

毎年今の時期かわいい花を咲かせていて、娘によればこの花が食べられるとのこと。毎年木が大きくならないように剪定している。

 

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再びイチゴの木

2024-02-27 07:46:44 | 日記

此の上の5枚の写真は2022年10月クリスタルパレスの公園で写したもの。これぞまさしくイチゴの木 (Arbutus Unedo)という。この赤い実は食用にもなるし、地中海沿岸ではフルーツリカーにもなりお店で売っている。花が咲くころの10月から春先までに、実が完全に実るのに1年を要するので花が咲いていると同時に実もなっている。

この上5枚の写真は、今年1月から咲き始めたよそ様の前庭の9本の木で、私が今まで見たイチゴの木とは大きさも違うし、実がなっていない。

此の前のブログでひげ爺様のコメントで、確かにイチゴの木だと言われていた。それで意を決してそのお家のドアベルを押したところ、まだ若いインド系の男性が出てこられた。この木は15-20年頃の間に彼の御両親が植えたもので、イチゴの木かと聞いたら違うという。しかし彼は本当の名前を知らないというので私のメールアドレスを渡してきた。今まで一度も実がなったことがないと言った。

確かにこんな大きな木にたくさんの実がなったら、彼らのドライブがどんなによごれてしまうだろう。2月末のこの頃では落ちた花で彼らのドライブは真っ白になっている。

1週間たってもメールになんとも行って来ないので、あきらめてこれらの写真をキューガーデン王立植物園に送って花の名前を聞いた。

数日後来た返事では、職員が足りなくてサービスができないから、RHS へ問い合わせをしなさいと言う。RHSはRoyal Hortecaltual Society (ロイヤル植物支援団体とでも訳そうか)ここへ写真を送ったら今日月曜日にもう返事が来た。

此の木はたぶんArbutus X Andrachnoides というのだそうだ。それでインターネットで調べたらこれはハイブリッドのストロベリーツリーだとのこと。ひげ様確かに貴方の言う通りでした。

此の木には実がなるのがまれだということ。だから今まで一度も実がなっていなかったのだと分かった。

 

 

 

 

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2月のお花

2024-02-12 03:05:33 | 日記

孫のジュードの学校の近く大通りに面したお屋敷の前庭の4本の大木に可愛い花がたくさんついている。インターネットで花の名前を調べるとイチゴノキとか馬酔木とか出てくるが決してそうではないと知っている。

 

こんな可愛い花が一面、実がなるならどんな実か見ないとわからないけど、多分聞いたこともない名前だろう。だれかご存知ありませんか?

今の時期、よくMagpie (かささぎ)もグループで見かける。いつもは2羽づつ飛び回っているのに、毎年今の時期鳥のカンファランスでもあるのだろうか?この家の隣にも5羽も止まっていた。

今朝の駅のプラットフォームでも近くの木に12羽もいて、声が汚い。そして凶暴、小鳥の巣を荒らしたり、カラスとまじで喧嘩したりする。

 

2年前にスーパーで買った鉢植えのミニオレンジの木、昨年夏中裏庭の真ん中で太陽に当てていたら小さな白い花がいっぱいついて、小さな実がなった。冬の間は窓際で見が実ってオレンジいっぱい。酸っぱくて食べられない。

前庭に勝手に出てきたワイルドクロッカス、昨年まで野生のすみれの間から花が咲いていたけれど、昨秋すみれを全部引き抜いて雑草を整理したので何となくまばらになった。

昨年の今頃スーパーで買った小さな桜の木、裏庭にずっとほったらかしておいたのに、やっぱり同じ時期に花が咲く。河津桜らしい。

数年前に買った球根から毎年2月に咲くスノードロップ。少しづつ増えてきている。この花清楚で可愛いし、名前が花にピッタリ。

以前この家に住んでいた人が植えた椿、巨大ないちじくの木陰でひっそりと花が咲いていた。いちじくの木は今は葉が落ちているから、椿よ今だけ頑張って咲けよ。

30年ほど前、友だちからもらったイタリアのグリーンいちじく、この太い幹、真ん中には孫の遊び場に板や木の枝を太い釘で打ち付けて、ツリーハウスにしてある。

春一番のプリムローズ、未だ早くて虫食いの花しか咲いてなかったが、我が庭にどんどん増えて、14株もあちこちにはえている。野生の植物はつよい。

今年はあまり花や蕾がついていない水仙。普通は3月に咲きだすのに今年ははやい。 

昨年、道端で新芽を取って挿し木にしたら花が咲いたペリウィンクル、ポルトガルでは雑木林の下草が紫色のこの野生種で埋まってしまうが、白の花は見たことがなかった。この花日本語ではなんと言いますか?

 

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モダンアートとロンドン望遠

2024-02-11 20:18:18 | 独り言

1月に友達と落合いテートモダーンへ行ったとき、無料の説明(フリートーク)に参加した。私はあまりこのモダンアートというのが苦手で、だからこのトークでの絵の説明には全然感激もしなければ画家の名前を知ろうともしなかった。それでこの漫画のような巨大な絵を写真に写してきたが、画家の名前も知らない。でも絵をひとつづつ見ると現代の悲劇があらゆるところにある。

これはまさしく漫画、この巨大な漫画のどこが美術館に展示されるのか私にはわからない。ただこの絵の背景に当たるグレイが近寄ってみると細かな点点から成っている。友達によれば、モダンアートはそれを初めて描いた人が好いのだそうな。判らん。

これは判る、こんなにも古くからの大小のトランジスターラジオを積み上げてタワーにした・・・こんなことを考える人がやっぱり芸術家なのだろう。

20世紀初めのロシア女流画家の作品という。

 

此のテートモダーンのターバインホールの後ろに2016年に完成したスイッチハウスのビューイングフロアーからロンドンブリッジ方面をみたもの。後ろの高い三角形のビルがロンドンで一番高い337メータ―のシャード、起重機の後ろに集まっているビル群はドックランド。

2000年以降急激に建てられた高層建築物はシティの周辺。

セントポール寺院の横からテームズ川にかけられたミレニアムブリッジは2000年開通と同時に橋の横揺れがひどく一日で閉鎖して再開したのは2001年。設計ミスだったらしい。それ以来ワブリーブリッジとあだ名で呼ばれている。

 

上はブラックフライアーの鉄道ブリッジで

中は長いプラットフォームになっている。

プラットフォームの窓から見たシティとドックランド、遠くにタワーブリッジが見えますか?

 

 

 

 

 

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1月のロンドンから

2024-01-28 23:01:37 | 日記

昨年1年間我が家の近くのヨガ教室で、ヨガの初歩を習ってみたが、この年でどれだけ頑張ってみても、関節も筋肉も硬くなっていて、進歩しない。それで1月の最初のレッスンの日先生にメッセージを送り、これから水泳を始めるからヨガを辞めると伝えた。

水泳は電車で2駅目にあるベッケンナム市が経営するスポーツクラブで、予約支払いをした翌日から1週間に3回行っている。もう30年近くもプールで泳いでいないから、5往復しただけで息も絶え絶え。やっと7往復できるようになった。これからづッと続ければ20往復ができるようになるだろう。これは今年82歳になる日本人の友達が何年も前から20往復しているとのことだから。

昨年11月ころまでロンドンの北にある図書館で日本語の本を借りてきて読んでいたけれど、借りると早く読んで返さなければと、家事も何もせずにひたすら読書、これではいけないと借りないことにした。

インターネットの青空文庫に50年以上たった日本語の本はタダでよめる。昔夢中で読んで英国へも10冊以上も持ってきた山本周五郎の本が青空文庫に100冊近くも載っている。それであいうえお順でアから読み始めたが、かの有名な作家でも週刊誌などで追われて書いている短編には、駄作も多いのが判って、キ迄読んでやめた。

その頃孫のジュードが毎晩寝る前に読んでいるというマイケル・モーパーゴ(Micheal Morpago)の本が面白い。10代初めの少年小説でこの人の一番有名なストーリーが War Horse 第1次世界大戦に駆り出された農家の若い馬が主人公で、このストーリーはイギリスの舞台でも上映されている。

此の作家はほとんど第一次世界大戦のことを書いているが、ジュードから借りた本で Shadow というアフガニスタンからの親子のストーリーなど子供の本とはいえ涙してしまった。

こんな少年小説は2日で読み終わることができ、彼がクリスマスにプレゼントにもらった20冊ほどの本を次から次と読んだ。やっぱり大人の本がよみたい。

1月半ば今まで買ったりもらったりした読み終わった本20冊くらいを、リュックに詰めてセントジョンズ・ウッドの図書館へもっていった。図書館の前の本棚にあるのは安く売る本で、その前で若いイギリス人の男女が日本語の本をあさっていた。それで話しかけたところ大学で日本語を習っているそう。

私の持ってきた本で、彼らが面白く読めそうな本を15冊ほど上げた。学生ならタダでもらうほうがうれしいだろう。この二人大喜びで持って帰った。

この日借りた本がいまだにまだ読み終わらない。というのは此の1月から娘は今まで働いていた週3日の女子校と近くにある男子校を掛け持ちで週5日働くことになった。この男子校はここブロムリー地区で一番良いとされていて、娘の住んでいるところと学区が違うからジュードは11歳から入れない。

しかし先生の子供なら別というので、娘は頑張って働くようになった。フルタイムの先生は日本の会社員と同じで就業時間が終わっても、すぐ帰宅できない。それでこの私ナナ(おばあちゃん)が駆り出されることになった。火、水、金の3日ジュードの学校が終わると迎えに行き、帰宅して宿題を見てやり、どちらかの親が帰ってきて私は解放される。

さて借りた本の中で初めに読んだのが米原万里さんの ロシアは今日も荒れ模様。この人の本はとにかく面白い。ペレストロイカでおなじみのゴルバチョフの話題と彼を毛嫌いしたエリツインの話など、大いに楽しませてもらった。

そして次はランディ・山口というアメリカ人で 日系軍医のヴェトナム戦争 サブタイトルに地獄絵図の捕虜収容所から脱走した戦慄の手記 と書いてある通り本当に恐ろしい。人間がこれほど残酷になれるのかと思う。世界中の戦争したがる若い人たちに読んでもらいたい本。

ウイークデイは忙しくて友達ともゆっくり会えないので、先週の土曜日、ロンドンのテイトモダーンで会った。

此の美術館は1947年に造られた火力発電所だったが、煙の公害がひどくセントポール寺院の川向のため、発電所としては1981年に閉鎖して、2000年近代美術館として発足した。

上の写真でもわかる通りターバインホールは8階迄突き抜けで、いつもアッと驚くような芸術作品がさがっている。

此の日の展示品は1944年生まれのアフリカ人Anatui という人の作品でたくさんのアシスタントと作った作品で大変驚いた。

遠くから見るとなんだかぼろのようなものがぶら下がっているように見えるが

ひやーこれは何だ。これらがすべて手作り、それも廃品のようなものがびっしり埋め尽くしている。

幕の裏側、切り刻んだコーラのアルミ缶やワインボトルのトップのアルミホイルなどあらゆる色と廃品を使ってこんな芸術作品、

何十人のアシスタントを使ったか判らないがこの一つ一つが手作りで気が遠くなりそうな色の集合体に全くあっけにとられた。

 

 

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