みなさん、今日も機嫌よく過ごせましたか?
お菓子のカールが、8月以降は中部から東の地域では販売を中止するんですって。
https://mainichi.jp/articles/20170525/k00/00e/020/344000c
カールって、そんなに売れていなかったんですね。
理由は、競争激化による低迷だっていうことなのですが、要するにお菓子の種類が増えすぎて埋もれてしまったということですよね。
コンビニでも、毎月のように季節限定のポテトチップスなどが入れ替わりで並んでいますから、何かお菓子を買おうと眺めている客としても目移りしちゃって、定番商品はまた次に買えばいいか、みたいなノリでスルーしちゃうんですよね。
で、このニュースが流れると、中部地方より東側に住んでいる人は
釣られる人が多く出てくるんでしょうね。
メーカーも、それを目論んでいるとしか思えないですけど。
やっぱり、今後はスーパーやコンビニで気軽に買えなくなるんだ、という情報はある種の圧力を感じますし、寂しさも感じますから、ストレスを受けるわけです。
すると、人はストレスを解消しようと行動に移そうとするのですが、この場合のストレス解消をするのに一番簡単な方法は、
カールを買うこと
これに尽きるわけです。
しかも、最近はツイッターなどで買ったことを共有することで祭りになりますから、みんなで盛り上がって快感を味わえる。
メーカーも消費者も両得の販路縮小戦略ですよね。
一方で、この販路縮小はメーカーにとっては輸送費などの削減になるのでメリットがあるのは理解できますが、消費者にとっては実際は大したデメリットはない、というかどうでもいいニュースであったりします。
だって、カールでもポテトチップスでも、製造中止でない限りはアマゾンなどのネット通販で普通に買えますからね。
コンビニでコーヒーを買うついでにお菓子も買っちゃう感覚で、アマゾンで本を買うついでにお菓子も買えちゃう時代なんですよね。
当然、メーカーとしては今後は理由があって販売地域を縮小しますのでご了承ください、という告知はしなければならないですが、仮に東京都新宿区のスーパーで1店舗だけ週に100袋以上カールが売れるお店があった場合は、そのお店にだけ関西地方の工場から宅配便で送ればいいだけですから問題はないわけです。
別に話題作りが目的ではなくても、今後はお菓子の種類によって販売地域が限定されるケースが増えるかもしれないですね。
個人的には、日本の中だけでも地域に個性があるんだという証明のような気がして、そうなっても面白くていいのかなあ、と思います。