美術は「考えるな感じろ!」ではなくて、
美術はその時々の情勢と切っても切れない関係にあると実感できる一冊です!
美術史は勿論、世界史のあらましもコンパクトにまとまっていました!
世界史選択だったからか、読み易かったです。文化史のところが教科書より俯瞰できるので勉強になりました。
大きな流れは大体分かりますが、あくまでも概略。
詳細が気になって、好奇心が刺激されてしまいました…
流石、格式高い宗教画や歴史画は王侯貴族向けだっただけあって、
個々の作品を理解しようと思ったらギリシャ神話、聖書、古代史etc.の知識は欠かせないようです。
美術を知るにはまだまだ修行不足。。。
やっぱりラファエル前派が一等好きです、伝統にも近代化にも背を向け、繊細な世界観を作り込む辺り。
美しい。
でも美しいってなんでしょ?
西洋で、全く違った文化や歴史の中で育まれた美術を、完全に同じ理解の仕方が出来る訳が無いというのに、その作品を美しく思う感覚だけは等しく存在するのは不思議なものです。
実は
美≠beauty
だったりして。
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