4日の米国株市場でNYダウは前日比-6ドル43セント安の200951ドル47セントと小幅ながら3日ぶりに反落しました。
原油安からエネルギー関連株が売られましたが、企業業績は総じて堅調なうえ、医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案が米下院を通過したことでヘルスケア関連株が買われたため下げ幅は限定的でした。
ナスダックは前日比+2.787ポイント高の6075.337と反発しました。前日夕に四半期決算を発表したフェイスブックは下げ、グーグルの持ち株会社アルファベットやバイオ製薬株が軒並み買われて指数を押し上げました。
米議会下院は午後、新たな医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案を可決しました。3月に共和党は、党内の根強い抵抗により賛成票が不足したため同法案を下院の採決にかける前に撤回しました。そのことからトランプ政権の政策実施能力に疑問が出ていましたが、今回は下院を通過しています。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国が25日の会合で、6月に期限を迎える協調減産を延長することで合意する見通しとの話が伝わったことで原油価格が約5%下落しました。
市場は今日発表の4月の雇用統計に注目が移っています。今回の雇用統計で予想通りに雇用が増加するかどうか、6月の追加利上げにつながる結果が出るかどうかが最大の注目材料です。
ニューヨーク原油先物相場(WTI)が一時1バレル45ドル台前半と約5カ月ぶりの安値を付け、石油株が大幅に下落したことでNYダウは下げ幅を-109ドルまで広げる場面もありました。
一方で米主要企業の2017年1~3月期決算は前年同期に比べ15%近い増益が見込まれおり、決算発表が進むにつれて増益率が大幅に切り上がっていることから企業業績が相場の下支えになりました。
今晩発表の4月の米雇用統計、7日にはフランス大統領選の決選投票を迎えることから市場は様子見から方向感が出にくい部分もありました。
◇米商務省は、3月の貿易統計で対日貿易赤字が前月比33%増えたことに対して「メキシコと日本の貿易赤字は耐えがたい水準に達した」とするロス商務長官の声明を発表しました。
日本時間4日午後9時30分に発表された米3月貿易収支は予想を上回り、-437億ドルとなりました。
・米3月貿易収支
-437億ドル(予想:-445億ドル、2月:-438億ドル←-436億ドルから修正)
◇米1-3月期非農業部門労働生産性速報値
前回:+1.3%(改定:+1.8%) 予想:-0.1% 結果:-0.6%
◇米先週分新規失業保険申請件数
23.8万件(予想:24.8万件、前回:25.7万件)
※米3月貿易収支は市場予想の赤字額を下回り、米新規失業保険申請件数は予想に比べて強い結果となったことから米長期債利回りが上昇し、ドル円は一時3月17日以来の高値113.05円まで円安が進行しました。
その後、米商務省が発表した3月製造業受注は前月比+0.2%と、伸びが2月+1.2%から鈍化して予想の+0.4%を下回りました。
3月耐久財受注改定値は前月比+0.9%と、速報値+0.7%から上方修正されました。
予想を下回った3月製造業受注の結果を受けてドルは下落して113.05円から112.66円へ下落しました。
◇米3月製造業受注
前月比+0.2%(予想:+0.4%、2月:+1.2%→+1.0%)
◇米3月耐久財受注改定値
前月比+0.9%(予想:+0.7%、速報値:+0.7%)
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