○○○○に騙されるな!短縮版 | りおみーのブログ ニュースとお笑い芸人に不毛な突っ込み

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主にお笑いのネタに関して、時々ニュースに関して、「これってどういう事?」をロジカルに分析してます。

前号をただ半分程に短縮したものです。

前号が長かったので。。。

□□□□□□ノンアルはダメ?□□□□□□

今年6月、
「職場で休憩時間にノンアルビールを飲んだ事で、
上司に1時間も注意され、会社を休み反省文を書くよう命じられた」
という30代OLの投稿が議論を呼びました。

コメント欄で全面的に批判されたのは、OLが「休憩時間にノンアルビールを飲んだ事」の方。

「非常識」「だらしない」等々。

何故、ダメなんでしょう?

□□□□□□アルコール0.00%□□□□□□

そもそも「ビール」がダメなのは、
アルコールの影響で、仕事に支障を来すリスクがあるから……

その意味では、「0.00%」表示のノンアルビールは問題無いはず。

※ちなみに、
【ビール酒造組合によると、2010年12月現在において日本の大手4社ではアルコール分を含む商品は生産していない】(Wikipediaより引用)

□□□□□□TPO?□□□□□□

多くの人が、
「ノンアルビールがダメと思う理由」は、
「TPOへの配慮」らしいです。

「ノンアルコール○○」は、
お酒を飲むTPOが想定されるとか。

「お茶」「コーヒー」のリラックスや、
「スカッと爽やか」とは違って、
「アルコール気分」なるものが、
オフィスには相応しくないみたい。

□□□□□□アルコールの雰囲気の源泉□□□□□□

では、その「アルコール気分」の源泉は何でしょう?

アルコール0.00%なのに「アルコール気分」を感じさせるのは、
「お酒コーナーでノンアルビールとして売られている」から。

では何故「お酒コーナーでノンアルビールとして売られている」か……

理由は幾つか考えられますが、
要するに、
売り手がその様に売ると決めたからです。

酒類販売業免許が不要な「麦芽を主原料とした炭酸飲料」を、
「ノンアルビール」として「お酒コーナー」に置いているのは、
売り手が決定した売り方に過ぎません。
【注:業界団体、メーカー、小売店含めて『売り手』と表記】

□□□□□□ビジネスの判断□□□□□□

ターゲット、流通ルート、イメージ等は、
企業のマーケティング戦略。

・「甘熟トマト鍋」を、共働き夫婦向けに売るか、子供向けに売るかはカゴメが決める事だし、

・複数刃のハサミをシュレッダー用として売るか、刻み海苔用として売るかもメーカーが決める事。

・梅ソーダと原材料、製造法がほぼ同じものを(←想像ですが……)ノンアルコールスパークリング梅酒として売るのも、、、

・「麦芽を主原料とした炭酸飲料」を、
「ノンアルビール」として売るのも、
売り手が決めた売り方です。

数ある選択肢の中から選択した、
企業のビジネス上の判断の一つに過ぎません。

□□□□□□ただの○○○○です□□□□□□

つまり、
「アルコール気分」を醸し出す「ノンアルコールビール」は、
企業の都合で貼り付けた、
「レッテル」に過ぎないって事です。

ちなみに、
ここでの「レッテル」は、
「商品にはりつける商品名などを表示した札」の意味。

□□□□□□消費者の自由□□□□□□

でもね、
全身CHANELでコンビニ行ってもいいし、
ロールスロイスを『痛車』にしても問題無い、、、
大人が大学受験用の英語の文法書で勉強してもいいし、
刻み海苔用のハサミをシュレッダー代わりに使ってもいいように、、、

法律違反や健康被害が無い限り、
消費者が、売り手の都合で貼られたに過ぎないレッテルに縛られる必要は全くありません!

□□□□□□レッテルに騙されるな!□□□□□□

「麦芽を主原料とした炭酸飲料」を、
「職場で飲むのは良くない」と思うのは、
売り手が売るために作ったイメージに無意識に縛られているだけ。

ちなみに、「レッテル」は、
「人物や物事についての断定的な評価」
の意味でも使われますね。

つまり、

売り手が売るために「ノンアルビール」という物理的なレッテルを貼り、
「お酒を飲んではいけない時に雰囲気を味わう用」等のイメージで、
「お酒コーナー」で売ったら、
世間によって、「オフィスで飲んではいけないもの」という観念的なレッテルが貼られてしまった訳です。

しかもそれが「マナー」とまで認識されて、人間の行動を制約してしまうって……

企業や団体のマーケティング戦略は、
社会人として弁えなければならないマナーの基礎となる価値観ではありません!

□□□□□□本質から考える□□□□□□

企業の貼ったレッテルを引き剥がして、
物事の本質から考えるべきでしょう。

原材料は何か?
アルコールを含むか否か?

「麦芽を主原料とした炭酸飲料」であって、
「お酒」じゃない。

人に迷惑をかけるか?

オフィスで、
「ビール」を飲んでいい気分になられると迷惑ですが、
「ノンアルビール」を飲んでリラックスしても迷惑はかけません。

コーヒーの薫りの方が迷惑かけてるかも知れません。

□□□□□□上司の問題点□□□□□□

問題は上司の対応。

1時間も注意したうえ、
会社を休み反省文を書くよう命じる?

その時間は、
何の付加価値」も生み出さず、
「労働生産性」を下げてるだけ!

しかも、そんな固定観念に囚われているのもビジネスマンとしては問題だと思います。

「この物質はこの製品には使えないはず」という固定観念に捕らわれていると、
画期的な製品の開発なんて出来ません。

「この機能はこの目的にしか使えないはず」という固定観念に捕らわれていると、
巨大なマーケットを見逃してしまうかも知れません。

ましてや、ただの企業の都合で貼られたレッテルに囚われてるって、、、

□□□□□□提案□□□□□□

同じ事はノンアルビールメーカーにも言えますよね。

この出来事から分かるのは、
オフィスで息抜きにノンアルを飲みたい人はいるのに、
自ら貼ったレッテルが原因で、
そのマーケットを逃しているって事ですね。

そのマーケットにアプローチしない手はありません。

「ノンアルコールビールとは言わせない!会社で飲んでも文句を言われない麦芽炭酸飲料」

「残業を乗りきれ!麦芽炭酸エナジードリンク」

等の可能性があるかも知れません。
流通ルートには工夫が必要かも知れませんが。。。

むしろ、
中身もカテゴリーも流通もそのままで、

「ノンアル飲んで、終業まで頑張ろうキャンペーン」

なんてどうでしょう?

オフィスでノンアルビールをゴクッと飲んで、力強く、
「よし!今日中に仕上げるぞ!」
って仲間と頷きあう、、、

……そんな企業戦士CM流すだけでも良さそうに思うんですけど。。。

レッテルの貼り直しですね。

このアイデアを無料でお譲りしますので、
メーカーさん、御一考を。m(__)m

□□□□□□私なりの反対意見□□□□□□

「お酒コーナーで売る」理由の一つである、
「未成年の飲酒の助長を避ける趣旨」
「問題が起きた場合の予防線の趣旨」が、
「オフィスでノンアルビールを飲むのはTPOに合わない」
という意見を正当化する根拠にはならない事も、
一応ことわっておきます。

ただし、
従業員に未成年者がいる場合は、、、
「未成年者の飲酒を助長するおそれがあるから…」
……という理屈は無い訳ではないですね。

ただ、未成年とはいえ自社の従業員の遵法意識、判断力を信用できないって事の方が問題ですけど。。。


あと、お客さんと直接触れる場面は別です。
そこには、「正当な論理」とは別の力学が働きますので。。。


どうでしょう?納得出来ない?



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