イッテンモノ試作3 | りおみーのブログ ニュースとお笑い芸人に不毛な突っ込み

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主にお笑いのネタに関して、時々ニュースに関して、「これってどういう事?」をロジカルに分析してます。

「イッテンモノ」試作の別パターン、、、

□□□□□□はじめに□□□□□□

正月明けてから見た「イッテンモノ」のゲストは、
フィギアスケートの村主章枝さんでした。(遅延放送です、、、)

前々号ではボケのパターン、
前号では突っ込みのパターンを先に決める方法で漫才を作りましたが、
今号では、
メモをとって、エピソードを元に作ってみました。

やっぱり、見てない方には伝わらないかも知れませんが、申し訳ありません、、、

□□□□□□試作□□□□□□

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「フィギアスケートって、生で見た事ある?」
「生で?見た事無い、、、」
「楽曲も振り付けも結構変わるらしいよ。。。もぅ、、、新ネタなんだから見に来なきゃ、、、」
「三四郎の相田か!何だよ、新ネタって!プログラムだろ!」
「でも一回見た方が良いよ。スポーツなんだけど華やかだよ。」
「衣装もキレイだし、スタイルも良いよね、、、」
「スピードはあるし、身体やわらかいし、、、」
「ジャンプとかクルクルクルッて、、、」
「あと、突先がピーン!って、、、」
「どこがだよ!」
「いや、手足の先とかね。」
「手足かい!絶対、頭の中写真集あるだろ!」
「でもフィギアスケートって人気はあるけど、色々難しくない?」
「ジャンプの区別とか難しいね。」
「全然分からない、、、」
「トリプルアクセルって前で跳ぶから怖いらしいよ。」
「バカじゃねーの?後ろで跳べばいいじゃん。」
「そういうジャンプなんだよ!決まってるの!」
「決まってるの?」
「決まってるの!」
「きび団子は右側みたいなもんか。」
「違うけどな!」
「よく知らなくてもさぁ、ジャンプって見る方も緊張するわ。」
「ジャンプの失敗が続くと見てる方もつらくない?」
「いざという時は隠せばいいじゃん。緞帳下ろして、、、」
「緞帳ねーわ!寄席じゃないから!っていうか、内海桂子師匠に失礼だろ!」
「あと、採点競技って、点数とか絶対いいかげんだよ。転んだ人の方が転んでない人より点数高かったりするじゃん。」
「厳密に採点するからこそそうなるの!基礎点があって、加点、減点されて、、、後半は1.1倍とかね。あと、レベルがどうとか。色々細かく決まってんの、、、」
「いやいや、解んないって。絶対人気のある選手とか知名度のある選手にいい点つけてそうだろ。」
「タイムマシーン3号山本みたいなジャッジいねーよ!」
「でも技術点だけじゃないでしょ。」
「構成点もあるね。振り付けとか、、、」
「村主さんは振り付けしてるらしいけど、何が大事なんだろう?」
「曲の解釈が大事って言ってたね。」
「曲の解釈ってどういう事?」
「例えば、『白鳥の湖』なら白鳥を表現するのが正しくて、、、『白鳥の湖』でロボットダンスはあわないとか、、、」
「そんなアバンギャルドなフィギアスケーターいねーよ!」
「例えばだよ!例えば!分かりやすく説明してくれてんだよ!」
「……でも、いくら曲の解釈が大事って言っても、やっぱり一番大事なのは、、、突先がピーン、、、」
「頭ん中それだけか!写真集買え!」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

今回はメモをとったので、
一つのモチーフに絞るのではなく、
実際にメモした中から、
色々な要素を入れてみました。

採用したエピソードは、、、

○写真集の胸部を見た時の千鳥のノブさんの一言「突先がピーン!」
○「曲の解釈」の例示として、『白鳥の湖』なら白鳥を表現すべきで、ロボットの動きは間違いという説明
○例として「桃太郎」に振り付けした時の、「曲の解釈」の例示としてのきび団子をぶら下げる位置の話
○話が脱線した時に話した、寄席で内海桂子師匠が時間オーバーした時に緞帳を下げるという話
○タイムマシーン3号の山本さんが、ラジオのゲストの知名度によって態度が違うという話
○三四郎の相田さんがファンにかける上から目線な一言「新ネタなんだから見に来なきゃ、、、」

色々入れた結果、ちょっとゴチャついてます。

□□□□□□笑いのフォーマット□□□□□□

笑いのフォーマットはそれぞれ異なりますが、
基本的には、
ネタ元のエピソード自体に内在する「笑いのフォーマット」を、
「ボケ」又は「突っ込み」によって再提示するする事で笑わせていると言えます。

山本さんや相田さんの態度、
内海桂子師匠の扱い、
ノブさんの表現等、
それ自体がディスコミュニケーションですよね。

< 基準 >:写真集の美しさに注目すべきにも拘わらず
< ズレ >:村主さんの胸に注目する
<ツッコミ>:「そんな写真集違うわ!」「何処見とんねん!」

< 基準 >:ゲストの知名度で区別すべきではないにも拘わらず
< ズレ >:ゲストの知名度で区別する
<ツッコミ>:「同じゲストや!」「差別すんな!」

< 基準 >:内海桂子師匠を雑に扱うべきではないにも拘わらず
< ズレ >:雑に扱う
<ツッコミ>:「師匠、何や思ってんねん!」「大先輩や!」

だからこそ、
観客がこれらのディスコミュニケーションをリアルにイメージ出来る、
トークを見た10分後じゃないと面白くないでしょう(^_^;)

□□□□□□おわり□□□□□□

メモをもとに、
エピソードを拾って、
それをボケなり突っ込みなりに配置しただけなのですが、
個々のボケ、突っ込みを思い付く事以上に、
ボケをどう配置するかに手間取ります。

……という訳で、
これも10分オーバーです。

ちなみに、
この次の回のゲストは、
劇団EXILEの鈴木伸之さんで、
漫才を演じたのはタイムマシーン3号山本さんと三四郎相田さん。

作ったのはタイムマシーン3号山本さんだそうですが、
短時間で作ったとは思えないクオリティーでした。

やっぱ芸人さんスゴいです。

機会があれば、
「イッテンモノ」一度ご覧あれ!

m(__)m