禁句 | 義母と僕とリハビリ介護日記

義母と僕とリハビリ介護日記

脳出血の後遺症で要介護4、一級障害者になった一人暮らしの義理の母マミー、娘夫婦と同居して厳しいリハビリを続けるか? 
それとものんびり施設入所をするのか?選んだ答えは「厳しいリハビリお願いします!」その日から涙を流してリハビリを頑張る
義母と僕の成長日記です。

2011年、義母マミーは脳出血で倒れて要介護4、一級障害者になりま
した。

生活全般において介助が必要になってしまったマミーですが、持ち前の
ど根性で毎日明るく暮しています。

我家は貧乏だ。そして一応、一家の主である僕たーちゃんは仕事に、マミ
ーの介護とリハビリに、病弱な妻かっちんとそのかっちんの可愛がってる
チワワのちーくんのお世話に、そして現在は来年の音楽短大受験を控えて
毎日ピアノの練習にまで励んでいるという文字通り貧乏暇なしなのだった。

そんなわけで、かっちんはいつも少ない予算で毎月やりくりする為に懸命
に電卓を叩いている。

「はぁ~今月も金ないわ。金ない、ホンマ金ないで!」

金ない、金ないというのがかっちんの口癖なのだ。

なのでこのかっちんに向って僕やマミーが

「欲しいものがあるから、おこづかい(お金)ちょーだい!」

なんて口が裂けても言えやしないのだった。
(※以前、マミーが「お金ちょーだい!」と言ってクソみそのチョンに叱ら
れた事はここのブログにも書いたかな?)

数日前、僕が買い物に行こうとするとかっちんは言った。

「財布の中、空やから黒い袋に入ってる一万円待って行き!」

ちなみに黒い袋とは1か月分の生活費を入れてある袋だ。財布の中のお金
が無くなると、この黒い袋の中からお金を財布に移すのだ。

これを聞いたマミーが言った。

「おっ、一万円だって! お金あるじゃないか。いつも金ない、金ないしか
言わないくせに。ええの~、金持っててええの~。」

これを聞いてかっちんは激怒した。

「何を抜かしとんねん! 金なんかあるかい! わけわからん事言うとったら
張り倒すぞ、このクソババア!!」

「・・・」

「金なんか無いからな! こんな家に金なんかあるわけがねーやろがっ!!
寝言は寝て言うとけ、このぶさいくめがっ! ほっぺた張り倒すぞ!!」

娘のこの言葉を聞いてマミーはしみじみこう言った。

「そんな言い方あるか? かっこちゃんが、たーちゃんに1万円持って行きっ
て言ったから、金持ってていいねって言っただけなのに、それで可哀想な
寝たきりオババの顔張り倒すだなんて・・・前代未聞の事件ですよ、はい。」


確かに前代未聞の事件だね~。


しかし、かっちんがお金があるなんてそぶりを少しでもこのマミーに見せたら
すぐにそのお金をデイの職員の方やお世話になってる方みんなに配ろうと
するマミーなので、ここまで言われても仕方ないのだった。


マミー、これに懲りたらかっちんの前でお金の話は禁句ですからね。笑



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