子守唄

背中撫で 君に歌った子守唄 今では君が 一人で歌う

せなかなで きみにうたった こもりうた いまではきみが ひとりでうたう

ピッタリと寄り添う幼き我が子の背中をなでながら歌った子守唄。
今では君が一人で歌えるようになり、成長をひしひしと感じます。

少しずつ広がる君の世界。

生まれた時はとても小さくて、
泣くこと以外、なにひとつ自分ではできなくて。

そこから、

首がすわり、
寝返りをし、
おすわりをし、
ハイハイをし、
つかまり立ちをし、
伝い歩きをし、

そして、一人で立ち歩き。

言葉も、

ただの鳴き声から、
喃語になり、
単語をはなし、
二語文になり、

いつのまにか会話ができるように。

食事も、

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母乳やミルクから、
十倍粥になり、
ペースト状のものを食べ、
みじん切りから角切りになり、

今では普通に食べられるように。

手づかみから、
スプーンをつかい、
フォークをつかい、

今では箸も使えるように。

そして今、

毎夜歌った子守唄を、
君は一人で歌えるようになった。

成長とは、
積み重ねの連続で、
振り返るとただただ奇跡の連続だと思う。

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