湯布院の有名料理人を育てた元祖食事処 湯の岳庵
四季折々に楽しめる湯布院ですが、10年以上ぶりに初夏の湯布院に行って来ました。
特に以前印象深い亀の井別荘内にある「湯の岳庵」は湯布院に行けば必ず行く食事処。格式ある旅館の食事を提供している店ですが、アットホームな感じで誰でも温かく迎えてくれます。
外観、雰囲気、料理、おもてなし。すべて調和がとれていて期待は裏切られません。
何度訪れても名店の変わらぬ味が今回も堪能できました。
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湯の岳庵
亀の井別荘の敷地内を奥に進むと古民家のような建物に行きつきます。ここが亀の井ガーデン。その中を潜り抜けると目的の「湯の岳庵」にたどり着きます。
夕方以降なら観光客も去り、とても静かで風情を感じられる食事処です。本館に泊まった場合もここで食事ができます。
のれんをくぐると民家の土間のような割と広いスペースがあり、客を出迎えてくれます。太い柱と張りを何本も組み合わせる昔ながらの建築構造は、シンプルですがたくましさを感じます。
今から30年近く前、最初に訪れた時とは少し内装も変わってますが雰囲気はまったく変わらず懐かしさを感じます。
土間の左手の座敷に案内されます。以前は畳に座っての食事でしたが、今はテーブルと椅子の組み合わせに変わってます。
案内されたテーブルの奥は、大人数の予約が入っているのかテーブルを組み合わせていました。
レトロな雰囲気なんですが、凄くお洒落でモダンです。
料理
まずはトウモロコシの素揚げから。甘いコーンとほんのり塩が効いてます。
下に敷いた和紙に油が染み込まないほどしっかりと油切りしているのでしつこさは感じません。
懐かしさを新鮮さから気分が高まり、芋焼酎を1本頂きました。
竹で包まれた保温効果のある魔法瓶は触っても熱くないですが、いつまでも熱いまま保たれるよう工夫されてます。
500CC一本をひとりで空けるのは飲み過ぎですね。苦笑
焼き茄子も甘みを感じながら美味しく頂きました。添えられたシンプルな器が料理を演出してます。
臭みはまったくない鯉のあらいです。今まで鯉料理は遠慮してましたが、少し歯ごたえのある触感で鯉のイメージが変わりました。
メインは豊後牛と地鶏の組み合わせで頂きました。どちらも少し歯ごたえがあり、噛んでいるうちに旨さが口になかに広がる美味しさです。
地元で取れた夏野菜のサラダです。何より彩りの良さが食欲をそそります。
場所
JR湯布院駅から車で約10分。「亀の井別荘」敷地内にあります。すぐそばに「金鱗湖」がある風光明媚な所です。
最後に
店の雰囲気の良さを感じながらの食事は贅沢でした。また、格式高そうな店ですが、気取らず入れスタッフも親しみの持てる方ばかりなのは今も昔も変わりません。
金鱗湖のそばにたたずむ宿と食事処。明るい時間、敷地外は観光客でごった返してますが、一歩敷地内に入ると静かで別世界です。次に来るなら迷わず、「亀の井別荘」に泊まりたいですね。
この度も最後まで読んでいただきありがとうございました。