慶應ニューヨーク語って何? 日本語派、英語派という表現についての考察。 校風・学校文化 2017年05月08日 慶應ニューヨーク学院には、「慶應ニューヨーク語」という校内のみで通じる専門用語があります。学生達はしばしば、慶應ニューヨーク語が日本でも通じると勘違いしては、日本で恥をかくことがあります。(私自身も経験があります、、)世代によって、慶應ニューヨーク語は変化しますが、例年変わらずに使われている用語を幾つか紹介いたします。慶應ニューヨーク語 紹介その1Fる(エフる)、Fった(エフった)意味読んで字のごとく(?)、何かの科目で F の成績を取ってしまった、又は取りそうな状態を指します。ちなみに F の成績とは単位を落としたことを意味し、最も低い評価点(評語)となります。使い方1「やべぇ、数学 Fったから、あと一つ Fると、留年だよー」→数学でFをとってしまったから、あと一つ別の科目でFをとったら留年になってしまう。使い方2※試験日前日、一夜漬け対策中のセリフ「今寝たら、明日のケミストリー、Fる、、、、」→今寝てしまったら、明日の科学の試験でFの成績をとることになる。備考日本の高校生の成績評価にABCという評語は使われないことが多いので、通じないことが多いです。慶應ニューヨーク語 紹介その2と3英語派(えいごは)、日本語派(にほんごは)意味慶應ニューヨーク学院の生徒は世界中から集まっています。そのため、英語の方が得意な生徒もいれば、日本語の方が得意な生徒もいます。いつからか、英語で話す方が楽な生徒たちは「英語派」、日本語の方が楽な生徒たちは「日本語派」とお互いに呼ぶようになりました。使い方1「たしかOO君って英語派だったよね、日本の漫画とかって読むことあるの?」→OO君は英語の方が得意だったよね。英語の方が得意でも、日本の漫画は読むの?使い方2「英語派はいいよなー、オレ World History の授業、何言っているのかまったく分からなかったんだけど。」→英語が得意だといいよね。オレなんて、世界史の授業で何言っているのか、まったく分からなかったよ。備考当時の私もこの日本語派、英語派という表現はよく使っていました。そんなある日、国語の先生が「日本語派、英語派って言うけど、別に派閥を作っている訳ではなく、ただどっちが得意かって話でしょ、それなのに派閥の「派」って言う表現を使うのが、気持ち悪く感じるんだよねー」と仰っていたのを覚えています。学生時代の我々にとっては、派閥意識はなく、ただ慣習的に使われている表現を用いているだけなので、「なんだこの先生、面倒くさいこと言っているなー」程度にしか考えていませんでしたが、今の年齢になって思うことは、先生の仰っていたことが正しいです。と感じています。今にして思うことは、「OO派」だなんて知らない人の前でベラベラ話すと、「慶應ニューヨーク学院では日本語派閥と英語派閥があって、対立構造でもあるのではないか」と変な誤解を与えかねません。ただでさえ、噂が一人歩きするような学校なのだから、誤解が生じやすい環境であることを意識するべきでした。一度定着してしまった表現を変更することは難しいものですし、学校側から強制介入すると現役生徒から反発も予想されます。そもそも、そこまで重大な問題でもないので、何十年も「日本語派」「英語派」という表現が残っているのだと思います。そこで、現役の慶應ニューヨーク校生に提案なのですが、生徒主導で「英語派」「日本語派」に変わる「誤解を招かない、新しい表現」を考える(公募)してみるのはいかがでしょうか?生徒会や、生徒複数人規模でも実施可能な活動ですし、学校側も賛同すると思います(とくに国語の先生とか)。バイリンガル・バイカルチュラルの教育理念にも結び付く、表現問題として解釈することも可能なので、成功すれば大きな成果として評価されると私は思いますよ。やらしい話、内申評価もよくなると思います。ご検討よろしくお願い致します。マタネッ(*^-゚)/~Bye♪ Tweet PR PR" dc:identifier="http://newyork.ko-me.com/%E6%A0%A1%E9%A2%A8%E3%83%BB%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%96%87%E5%8C%96/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E6%B4%BE%E3%81%A8%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E6%B4%BE" /> -->