「強くなりたい」
そう願う人は多いと思う。
実際「どうすれば強くなれますか?」と
相談されることは多いです。
でもよく考えてみてほしいです。
そもそも強くなりたい!ってなんだ?
何に対して?
どんなことに?
自分の気持ちを掘り下げていくと
「別に強さが欲しいんじゃないんだ」
自分の欲しいものは違うものだったんだ。
そう気がつくこともあります。
ハムスター可愛い♡
強くなりたいわけではなかった。
強い人じゃなくてもいいから
弱さを乗り越える力が欲しいんだ。
私も幼少期、しょっちゅう思ってました。
虐待されるたび
一晩中、外で立たされた日
怖くて怖くて
その恐怖に立ち向かうために
強くなりたい!と思っていた。
泣くと虐待がひどくなるもんだから
「泣く=弱い」
そんな方程式ができて
強い自分になりたかった。
だから泣く自分が大嫌いだったし
自分を責めていた。
泣かずに我慢できた自分がすごくて
誇らしかった。
でも違ってたんですよね。
悲しかったら泣くのが人間で
むしろそこは我慢なんて1つも必要なくて
悲しい出来事を乗り越える力があればいいだけだった。
悲しみに気づかないふり
見ないふりをして蓋をするのは違くて
悲しむだけ悲しんでいい。
というか悲しむべきなのですよ。
未完了の感情は姿が見えなくなっただけで
消化できてはおらず
積もりに積もって
思いもよらないタイミングで
爆発して余計に苦しくなるだけだから。
強くなりたいんじゃなくて
弱さを乗り越える力が欲しかっただけでした。
弱さは人にとって大切。
これがあるから持てる温かい気持ちが
何種類もありますもんね。
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