種からミント栽培!手順と冬越し方法をわかりやすく解説!

ハーブ,栽培,種から ガーデニング

ミントの種もらったけど・・・

買ったはいいけど・・・

種から栽培するときってどうしたらいいんだぁーー!

ショック

そうですよね、実際やってみようとするとやり方が分からなかったり、注意しなければならないことが出てきます。
そして、枯れてしまうかも・・・という不安も出てきます。

そこで今回は、

  • ミントを種から栽培するときの手順
  • 何を準備して、どんなことをすればうまく栽培できるのか

という、ミント種から栽培する手順を、水やり冬越しなどのポイントを踏まえて初心者の方向けにまとめましたので参考にしていただければと思います。

ミントは数千もの種類がありますので栽培するなら、

  • おすすめのミントはどれか
  • それぞれどんな効能や使い道があるのか

そして、

  • 冬越し方法
  • 大きく育った後の保存の仕方

などもご紹介しますのでぜひご覧ください。

それでは、まずは「種からのミント栽培手順」をお話しますね。

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種からのミント栽培手順

ハーブ,道具,用具

苗から育てるときとほとんど手順が同じです。
この手順は鉢やプランターを使った方法になります。

地植えの場合も要領は同じです。

では、順番に説明していきます。

 

  1. 鉢やコンテナの底に鉢底ネットを適当なサイズにカットして敷きます。(以後、入れ物は鉢で統一します)
  2. 鉢底石を鉢の1/10ほどの深さまで入れます。
  3. 用土を鉢の上から2~5cmくらいの高さまで入れます。(この時、土は少し余らせておきます。)
  4. 土に水を与え、十分に湿らせます。
  5. 種を重ならないように注意しながらバラまきます。
  6. 残していた土を軽くかぶせます。
  7. 土が湿るように水を与えます。
  8. 発芽するまでは、毎日受け皿に水を張り鉢の底から吸水させます。
  9. 直射日光は避けて、日陰で見守りましょう。
  10. 発芽したミントが2~3枚の葉を付けたら間引きをします。
  11. 元気な株を残して、他は外してしまうか別の鉢に入れて育てるか決めます。
  12. 日当たりのいい場所に置いてさらに育つのを見守りましょう。

 

どうでしょうか、細かく流れを書きましたので、一つずつやっていけばできるはずです。
ぜひ挑戦してみてください^^

あと、種のまき方は説明ではバラまいていますが他にも「まき方」があるので紹介します。

種のまき方

この3つが主流ですね。

  • バラまき
  • 点まき
  • 条まき(すじまき)

それぞれどんな種のまき方かというと・・・

バラまき 土全体に均等に種をまく方法。
点まき 等間隔に指で土に穴をあけ、
1か所に2~3粒ずつ種を入れたら土をかぶせ、
発芽したら間引きをして一つの穴に対して1本の苗になるようにする方法。
条まき
(すじまき)
土に平行に軽く溝を作り、一直線に種を並べる方法。

一番簡単なのは「バラまき」だと思いますが、お好きなまき方で試してみてください^^

種からのミント栽培はここがポイント!

水やり

特に「水やり」なのですが、あまり勢いよく与え過ぎると種が出てきてしまいます。
また、与えすぎも種が腐ってしまうので気を付けてください。

土の表面が乾いたかな?と思ったら、受け皿を確認して水がない場合そーっと与えましょう。
もし、受け皿にまだ水が残っているようであれば軽く表面が湿るくらいで十分です。

表面を湿らせるくらいでしたら霧吹きで水を与えるのもいいですよ^^

他のミントでも栽培方法は同じなのか?

ほとんど同じです。

ミントによっては繁殖力が少し弱いものもありますが基本的に栽培の仕方は同じなので今回の種からと、途中紹介する苗からの栽培手順を一通りみればできるはずですよ^^

冬越し方法

冬

になっている時点で、ミントはかなり大きくなっていますよね。
しかし、少し寒さに強いミントでも耐寒には限界があります。

暖かい地域では、冬の間も芽を出し続けていることもあるでしょう。
そこで、水を与えすぎると凍結してしまうかもしれないので乾燥気味に与えるようにしてください。

寒い地域では、寒さに耐えられなくなり地上に出ているミントは枯れてしまうでしょう。
しかし、根が地下に広がっているためしっかりとついていれば暖かい春になるとまた芽を出します。

私の地域では、冬は-10℃前後になります。
地植えをしているのですが、だんだん地上のミントが弱っていって半透明になるんですよね。

夜に凍って、昼間溶けるので「くにゃ・・・」っとなってます。

そのうち雪に埋もれたり、枯れて見えなくなりますが3月頃から小さな芽が出始めます。

私の地域よりもっと寒いところでは地下の根も凍って枯れる可能性があるので「ワラ」や「木の屑」などで冷たい風や雪を防いだ方がいいですね。

そして、3月後半~4月に暖かくなってきたらワラなどをどかしましょう。

あとは、10℃前後を維持できれば大丈夫なので、室内に入れるか、屋根や壁があり冷たい風が当たらない場所にうつす方法もあります。

また春が来たら、半日陰で育てていきましょう。

半日陰・・・日照時間3時間ほどであとは日陰。

朝、陽を当ててお昼過ぎくらいに日陰に入れるような感じで大丈夫です。

水やりも必ず午前中に与えてくださいね。
日中に与えると温度が上昇して葉に水が付いているので必要以上に温度が上がってしまい、枯れる原因になると言われています。

大きく育った後の保存の仕方

保存についてはからの育て方記事に一緒に書いてありますので、ぜひご覧ください^^

ハーブの育て方!初心者でも簡単なミント編!鉢や土の選び方まで丁寧に解説♪

ミントを栽培するのにおすすめの種類は?

スペアミント

本当にたくさん種類ありますからね・・・

何に使いたいか」によるのですが、おすすめが3つあるので書きますね。

ペパーミント

分類:シソ科ハッカ属
和名:セイヨウハッカ
学名:Mentha piperita

効能》

  • 中枢神経の刺激
  • 筋緊張の緩和
  • お腹の張りの解消
  • 胃の機能の活性化
  • 抗菌作用
  • 胆汁分泌・排出力アップ
  • 鼻水・鼻づまりの解消
  • デトックス効果
  • 冷え性や便秘の改善 など
※注意点
食用にする場合、幼児には食べさせないこと。
また、妊娠・授乳中の人は断乳作用があるため避けたほうがいいです。

《香り》
メントールのスーッとした香りが特徴。

《用途》

  • ハーブティー
  • 虫除け
  • 肉や魚の臭み取とり
  • 飾り

スペアミント

分類:シソ科ハッカ属
和名:ミドリハッカ、オランダハッカ
学名:Mentha spicata

《効能》

  • 心身のリフレッシュ
  • リラックス
  • 消化促進 など

《香り》
成分はメントールが少なくペパーミントより柔らかい感じの香りがする。

《用途》

  • ハーブティー
  • アイスミントティー
  • 飾り

アップルミント

分類:シソ科ハッカ属
和名:まるばはっか(丸葉薄荷)
学名:Mentha suaveolens

《効能》

  • 胃腸の働きを整える
  • 口臭予防
  • 殺菌作用 など

《香り》
青リンゴのような甘い香りとミントの香り。

《用途》

  • ハーブティー
  • サラダ

「ペパーミント」が個人的には一番おすすめ

 

  • ハーブティーにするならペパーミントかアップルミント
  • 虫除けならペパーミント
  • 臭み取りならペパーミント
  • アイスミントティーを作りたいならスペアミント
  • 冷え性や便秘などデトックス効果に期待したいならペパーミント

 

こんな感じになり、「ペパーミント」が個人的には一番おすすめになります。

ミントの中でも一般的に広まっていますし、使える用途も効能もかなり多いですからね。
効能や用途、香りに関しては好みにもよるので、あなたの好きなものを選んでみてください^^

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ミントの種はどこに売っている?

近くに、ホームセンターや園芸店はあれば一度足を運んでみてください。
電話で問い合わせてみるのもいいですね。

もし、ほしいミントの種が無ければインターネットで探せばすぐ見つかると思います。
楽天やAmazonで「○○ミント 種」と検索すれば出てきますよ^^

地植え?鉢?プランター?どこで栽培する?

これも大事な点。

地植えにするのか、鉢やプランターで栽培するのかを最初に決めましょう。
アパートやマンションにお住まいなら後者ですよね。

どちらにするにしても手順は同じです。

ただこれだけは守ってほしい注意点として、「他のハーブ・植物と寄せ植えはしないこと。近くに植えないこと。」

これは必ず守ってください。

育つと根がどんどん侵食していき他の植物を駆逐するか交雑します。
寄せ植えしてもいいんですが間に仕切りを入れるなどしてください。

そして、肝心の時期!

ハーブには植えるタイミングがあります。
気を付けないと上手く育ってくれないので注意してくださいね。

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栽培する時期

春、秋に栽培するのがおすすめ。
気温がちょうどいいですからね。

種まきから15~20℃を維持すると10~15日間くらいで芽が出てきます。

夏の暑い時期や冬の寒い時期は、ミントが高温多湿を嫌い耐寒にも限界があるのでおすすめできません。

10~25℃くらいの温度を維持できるのであれば大丈夫です。

ここまで読んで、植える時期や鉢の選び方など細かい疑問が浮かんでいるかもしれません。

こちらに、苗から栽培する方法を書いていますので鉢の選び方などはこちらを参考にしてみてください。

ハーブの育て方!初心者でも簡単なミント編!鉢や土の選び方まで丁寧に解説♪

では、必要なものについてお話しますね。

道具など準備しておかないと、いざという時に時間がかかってしまうので一通り目を通してください。

準備するもの

ハーブ,道具,用具

 

  • 鉢、コンテナ、プランター
  • スコップ
  • 鉢底ネット
  • じょうろ
  • 鉢底石もしくは、大粒の赤玉土(あかだまつち)でも代用可能
  • ハサミ
  • 手袋
  • 用土(培養土)

 

※ 用土については1からブレンドするより「ハーブ用」と書いてあるものを使った方が簡単です。

ここまで覚えればもうミントは種から育てることができます^^

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、

  • 種からのミント栽培手順
  • 種のまき方
  • 種からのミント栽培はここがポイント!
  • 他のミントでも栽培方法は同じなのか
  • 冬越し方法
  • 保存の仕方
  • ミントを栽培するのにおすすめの種類
  • ミントの種はどこに売っているのか
  • どこで栽培するか決める
  • 栽培する時期
  • 準備するもの

これらの種から栽培する手順と注意点などをお話しさせていただきました。

最初は難しいようにも思いますが、

 

  • 手順
  • 注意するポイント
  • 準備するもの

 

これさえ分かっていれば、思いのほか簡単にできてしまいますよ^^

途中にご紹介した苗から育てる方法と合わせれば、ミントの育て方はバッチリです!

苗からの方が初心者向きで簡単ですが、種からの場合、1から全て見守ることができて「自分が育てたんだ!」という達成感があります。
最初は苗から、そして慣れてきたらぜひ一度種からも育ててみてください^^

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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