老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

559;上手な介護サービスの活用処方 第47話「認定調査の項目」 〔44〕 「物や衣類を壊す」

2017-11-21 00:08:09 | 上手な介護サービスの活用処方
  上手な介護サービスの活用処方 第47話「認定調査の項目」 〔44              
    4-11 物や衣類を壊す(有無)

・「物を壊したり、衣類を破いたりする」行動の頻度を評価する項目である
・実際に物が壊れなくても、破壊しようとする行動がみられる場合は評価する。

1.ない
2.ときどきある
3.ある

・食事中に、お椀を地面に叩きつけるような行動が、月に数回みられることから、
 「ときどきある」を選択する。樹脂製のため壊れることはないが、食べ物が
 散乱するため掃除が手間になっている。

・気に入らないことがあると周囲のものをとって投げることが月1回あり、
 家族は掃除等に 手間を要している。頻度より「ときどきある」を選択する。

・壊れる物を周囲に置かないようにする、破れないようにするなどの工夫により、
「物を壊したり、衣類を破いたりする」「行動が見られない場合は、「ない」を
 選択する。この場合予防的手段が講じられていない場合の状況、発生する介護の手間、
 頻度について特記事項に記載する。


介護保険制度がスタートする前は、介護施設に勤務していたことがあった。
そのときは、認知症老人は、シーツを破いたり、枕を破り、籾殻を出したりしていた。
認定調査を行っていて、在宅では上記のような行為はほとんど耳にしない。
よく耳にするのは、紙おむつを外し、紙おむつをちぎったり破ったりしている。

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