老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

781;尻の始末

2018-06-17 05:59:57 | 老いの光影 第2章
尻の始末

今日は父の日
自分の父ではないのだが
88歳の爺様
名は平助
自分の頭では理解でき得ないことがある
平助は
トイレで
糞をした後
拭かずに
そのまま
パンツを上げ
出て来る
この上なく
臭いのだが
本人は臆することなく
椅子に座る
お尻の谷間というか
肛門の周り
べたっ着いた
嫌な感触は
しないのか
と、思ってしまう
「上手くお尻拭けている?」
と、聞くと
「拭けてる」
と、とりつくろう平助

傍でその話のやりとりを聞いていても
実の息子は
沈黙のまま



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