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2017年06月20日

テストや通知表(評価)は、どうしているの?〜 Sands School 訪問Bの続き 〜  イギリス、Devon州にて

DSCN4291.JPG

みんなが「先生達の評価シート」に取り組んでいる時に、ふっと思いついて聞いてみたことがある。

「子ども達の評価」はどうやってなされているのだろう?

 ちなみに、ここでは教科書は使う科目もあれば使わない科目もあり・・・特に強制ではないらしい。

そして、テストはといえば、普通の学校のようなテストは行なわれないらしいが、イギリス全体で共通のなんちゃら「EXAM」(試験)というものを子ども達は年中(休み中と9・10月以外)受けているらしく、私が訪問している間も、何人かの子ども達が学校から別の場所で行なわれる「EXAM」に行っていた。

どうやらそれは、進学や就職に重要な意味を持つらしく、学校全体でその試験に対応していた。
(もちろん、受ける受けないは本人の意志にまかされる)

 では、評価は?通知票というものは存在するのだろうか?

答えは、「ACADEMIC REPORTS」(教養教科についての報告)というシートが存在するということ・・・、内容は全ての教科について、受けもちの教師が以下のことを記入するものだった。

@Attendance(出席)、Attitude(態度)、Ability(能力)についての4段階評価

Aそれに記述式の空欄が2・3行分

Bその下に総合評価の欄があって、上記の3つに関しての4段階の指標があった。
(出席率がどれくらいか、態度が前向きかどうか、能力がどれくらいあるか・・・といった感じ。)

そして高学年用にもう一枚、記述式でつぎの3つの欄があった。

@「Careers Advice」(職業に関するアドバイス)

A「Disciplinary Procedures」(訓練の手順)*おそらく上記の職業に関すること

B「Health Issues」(健康の問題)

 もっともこれは、「保護者への報告」という性質のもので、しかも「能力」に関しては、テストという評価基準もないので、子ども達は、授業で分からなかったことがあっても、後でいくらでもフォローできるチャンスをもらっている。

しかもひとつのクラスがほぼ15人以下というこの学校では、生徒の様子について、先生達はじっくり観察することができる。

 もっとも、15人とは言っても、その一人一人の抱えている背景などを考えると、とても「楽」だとは思えない。

始めに書いた通り、色々な事情がありそうな子ども達が多かったから・・・。

DSCN4288.JPG

 そこまで書くと、思い出すのはあるハーフ(日本人とイギリス人)の男の子のことだった。

訪問初日、O2クラス(だいたい16歳くらい)の数学の授業の時のことだった。

一生懸命先生に質問しながら勉強している学生達の横で、彼は「バカばっかり」と日本語で言ったのだった。

もちろん、周りのみんなには彼が言ったことは分からない。

私は驚いたが、授業中だったから、彼に向かってだまって首をふった。

 授業が終って

「なぜ日本語が話せるの?」と聞くと、

「日本で生まれ育ったから」ハーフで、ファミリーネームは「シミズ」というらしかった。

そして、その後気になってよく観察していると、彼はどうも他の子ども達と距離を置いているようだった。
 
気になりつつ、2日目。

今度は、かなり自分の考えをアピールすることにに盛り上がりを見せた授業の後、

「ね?バカばっかりでしょ?」と、話しかけてきた。

 反射的に「私は、そんなこと思わない。二度とこの学校の子ども達のこと、そんな風に言わないで!」
と、激しい口調で言っていた。

考えるよりも先に口が動いたという感じ・・・。
 
すると彼は「だってみんながそう言うんだも〜ん」と、小さい子が言い訳するように、いたずらっぽい顔で去っていった。

 そして、それ以後は、見事にこの学校の仲間に溶け込んでいる彼の姿があった。おそらくそれが彼の普段通りの姿なのだろう。

 私は、どうやら試されたらしかった。そして、安心されたらしかった・・・。

芝生の上で無防備にお互いにもたれ合っている姿は、「ありのままの自分」でいられる空間・・・そんな
ステキな学校の象徴のようだった。

(つづく)

実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜

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