大手個別指導塾元塾長が語る個別指導の裏側

今日は塾長の一日について暴露したいと思います。

塾によってもちろん違いますが、概ね内容は一緒と考えます。

13時〜出社、今日の授業の確認、報告書やカリキュラムの作成など
14時〜ミーティング
15時〜保護者との面談、ポスティングなど
16時〜掃除、お出迎え準備、講師との打ち合わせなど
授業開始〜授業終了まで生徒とのコミュニケーションを取ったり、
授業が円滑に行われているかチェックなど
授業終了後上司への報告、明日の準備など
帰宅は12時をまわることもしばしばです。
時間外勤務はほぼサービス残業です。（支払われている塾があるのか知りたいです。）



また、休みも簡単には取れないようになっています。

これとは別に朝にチラシを配布、学校説明会に参加等の仕事もあり、
忙しい割に薄給ですので、多くの新人が三年以内にやめていきます。

今から個別指導塾の塾長になってみたいと考えている人に忠告いたします。

・毎日帰りは深夜になります。
・午前中も仕事があります。
・給料は安いです。（求人に書かれている内容はほぼありえません。手取り１４万もありえますよ）
・有給はまずないと思ってください。
・教育よりも営業的側面が大きい仕事と思ってください。（あつい教育論を持って始める方は特に要注意です。現実とのギャップにまず2年でやめていきます。）
・週に1回も休みを取れない場合がある。

以上の要件をすべて鑑みた上でやってみるというのは全然ありだと思います。
実際教えることはないので、学力がいくら低くてもできる仕事ですし
悪いことだけでなく良いこともありますので
・一教室の責任者ですのでやりたいことがある程度できる。
・やりがいはある。（生徒の笑顔は何者にも代えがたいものです。）
・営業成績優秀者は表彰、昇給、昇進ある。（エリアマネージャーなどに昇進もあります。）
・慣れるとそこまでしんどい職場ではない。

他にもやってみないと分からないことも多々ありますが、
この6年間で感じた内容は以上になります。