ラパラ リストラップ リップ補強改造 | Tight Lines Fishing & Tactical Gears

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ラパラ リストラップ RR-8 &RR-9 リップ改造(抜け防止補強)

 

 

東南アジアを中心にトーマン(チャドー)狙いで大人気のラパラリストラップRR-8 RR-9ですが

そのキャスタビリティーと素早いスイミングアクション、狙った水深まで到達する速さなどから

キラー的な要素で使われています。

 

このリストラップRR89はトーマン釣りに使用する必殺ルアーではありますが1つ弱点があります。

 

それはリップの弱さ…

 

元々ラージマウスバス用で作られたこのバルサ製クランクベイト、強度的な問題は全くございません。

しかし、これが東南アジアの爆裂機関車トーマン(トーマスに掛けてますw)相手だと

使いまくられたルアーはファイト時にリップが抜けるという問題が… 

ラインアイがリップにで取り付けられている為リップが外れると魚も同時にサヨナラと

いう最悪の状態となります。ボート際でのトーマンのツッコミパワーとスピード

は半端じゃありません。強靭なフックでもフルドラグしたリールで無理にファイトすれば

伸びたりスプリットリングが簡単に開いたりするようなパワーなのです。

そんなパワーなので使い込まれたリストラップはリップがスコーンと抜けちゃう

可能性があるという…怖  

新品に近いルアーでその様になった事は聞いたことありません。

あくまでも「使い込んだ(釣りまくった)ルアー」という前提です。

 

 

↓このようにリップだけがスコーンと抜けた感じに。リップ見ても使い込んだルアーの様ですね。

 

 

これが夢の10kgクラスだったら…

 

 

  

 

そこで現地のトーマンハンターたちが行っているリップ補強改造をご紹介します。

 

↑の写真を見ても分かる様にリップの付け根の形状はセンター部分が長くルアーの奥まで

差し込まれている状態となっています。このセンター部分の「リップ幅」を利用します。

 

 

先ずはドリルで写真の様な角度でボディーに穴を開けます。斜めに真っ直ぐ開ける事。

ドリルがリップを貫通すれば感覚で分かります。

ドリルで穴を開けすぎない様、予めテープかマジックで開ける穴の長さをマーキングして

おいた方が良いですね。その後同サイズのアルミ製(ステンでも可)の棒を奥まで押し込み、

エポキシで穴を塞いで完了です。

ドリルで開けられたリップの穴に金属棒を通して引っ張り強度を

上げるという単純だけど強度的に十分な補強改造となります。

 

また、この様な改造を行うと大抵スイミングアクションが悪くなったり飛距離が出なく

なったりしますがそこは世界のラパラ!改造前とスイミングアクションも飛距離も何が

違ったのか分かりません。

 

海外遠征でトーマン狙いでリストラップRR8もしくはRR9の使用を考えていらっしゃる方は

是非この改造をお試しください。ラージマウスバスは問題ないですからね♪

 

こんなに面倒ならリストラップ使わなきゃイイじゃんと思いでしょうが、ここまでして

現地のトーマンハンター達が使用する理由は言わなくとも明らかです。

昨今の東南アジアは日本製ルアーであふれかえっていてラパラしか手に入らないという

訳ではありません。エバグリ、OSP、イマカツ、ジャッカルなど何でも手に入ります。

 

 

個人的にはこの改造を施したRR-9で橋脚のディープに張り付いている高知のアカメ攻略に

使いたいと思ってます。あ、言ってしまった…滝汗

 

 

 

 

おまけ…

RR-98に比べボディサイズが大きい為キャストにやや難があります(それでも他の

バルサクランクと比べると全く問題ないが)。そんな時はボディーリア側に板おもりを

重ねて数枚張ったり写真の様にフックに重量を持たせてください。

かなり飛距離とキャスト性能が変ります。もちろんこれくらいじゃリストラップの

スイミングアクションを殺すようなライトチューンではありませんのでご心配なく♪

RR-8の場合浮力はそれほど強くありませんのでウエイトを増すとルアーが沈む可能性もあり

私は行っていません。