『販売までの流れ』〜④結びつけ〜
ここからが本番です。
武器が揃ったので戦場に行く感じです。
お客様との駆け引きが始まります。
前回の③情報取りまででどの仔がお客様に合っているかを考えて
ぴったりな仔を抱っこしてもらいます。
すごくいい仔がいるんですよ〜、とお勧めしたい仔を連れていきます。
ただし、いろんな仔を連れて行くとお客様が目移りするので
私は3回までと自分の中で決めています。
販売が上手いスタッフだと
売りたいと思う仔をしっかりお勧めできるようです。
私は無理ですが。。。
私の場合は自分が一番かわいいと思う仔から選んで連れていきます。
例えば
プードルの中でかわいいと思う仔。
性格がいい仔。
一番小さい仔など。。。
自信を持ってお勧めできる仔の方が決まりやすいです。
お勧めするときはイメージトークを使います。
大人しい仔がいいというお客様には、
「この仔は抱っこされるとじっとして、ベッタリくっついてくれるので、お家でソファーに座ってテレビをみるときも、こんな感じでいっつも静かに抱っこされますよ。普通は遊んで欲しいので顔を舐めにきたり、近くで遊びながらちょっかい出してきたりする仔が多いです。それくらい甘えん坊で大人しい性格の仔は他にはいませんよ。」
みたいに少しオーバーに言います。
お客様の好みに合わせて話すことで少しずつ、
この仔がぴったりと思って頂きます。
また、
お客様にわかりやすく話すことも大切です。
説明しづらいので
今日のお客様との会話をもとに説明していきます。
お客様の情報
28歳女性
一人暮らし
ペット可のマンションで2DK
実家ではチワワを飼っているが今は飼っていない
実家のチワワはクリームホワイトで9歳の男の子
チワワを飼っていたからチワワが一番かわいいと感じる
彼氏も近所で一人暮らし
彼氏は飼ったことはないが犬好き
交際3年目
学生の頃から一人暮らしだが仕事が忙しく飼わなかった
こんな感じでした。
最初に抱っこしてもらったのは元気なチョコタンのチワワちゃん。
実際にお勧めしたのは少し大人しい感じのフォーンの男の子。生後4ヶ月くらいで少し大きくなってます。
トーク内容は
「この仔かわいいですよね。お姉さんにはこの仔が合いますよ。お仕事忙しくてお留守番の時間も長いのでチワワだとお留守番も大丈夫です。独立心が強くお留守番向きな犬種でこの仔は少し大きくなってますが小さい仔に比べると食事の回数も少なく済みます。2ヶ月くらいのワンちゃんだと一度にたくさん食べられないので一日4回ご飯をあげますが、この仔は一日3回で大丈夫です。半年過ぎると2回に減らしても問題ないのでお姉さんでも安心してお世話できますよ。朝と仕事が終わって帰ってすぐ、後は寝る前にもう一度あげて下さい。
彼氏さんはワンちゃん飼ったことはないそうですが、このくらい大人しくて人懐こい仔だと、飛びつかれて慌てたりすることもないので抱っこしてすぐにかわいいってなるはずですよ。
それと、ワクチン接種ももうすぐ終わるので涼しくなってくる季節に3人でお散歩に行けますね。2ヶ月くらいの仔だと季節的に少し寒くなってきますから。外で一緒に遊ぶと彼氏さんも慣れるのが早いですよ。そのうちお世話もしてくれたり、遊びに来たときにおやつ買って来たりするはずです。近くにいらっしゃるなら何かあっても安心ですよ。そのためにお世話もしやすい大人しい仔の方がお姉さんに合ってます。」
こんな説明してます。
あと、
「実家にいる仔ともカラーが違うので並んで歩いてもかわいいですね。9歳なので元気いっぱいで遊ぶと疲れてしまいますが、この仔なら大人しいので体力的にも負担は少ないですよ。連れて帰ってもご家族に可愛がってもらえますね。僕もチワワ飼っているのでチワワが一番かわいいと思いますから。」
とかです。
相手にわかりやすいようになんでこの仔がいいのかを
丁寧に説明していきます。
理由の部分とイメージが合えば
この仔がいいと思って頂けると思います。
これも人によって感覚が違うので
どこの部分が気になるかを反応を見ながら
話していきます。
ここまでで気に入ってもらえたかどうかを確かめるのが
次で書いていく⑤テストクロージングです。
途中で確認してもいいですが売り付けられると
感じてしまうことがあるため
お客様が連れて帰りたくなっていそうなところまで
我慢します。
ここで契約しますか?と聞いても駄目なことが多いです。
ただ、この結びつけがしっかりしていないと
今は飼わないとか、少し考えてみます、となり
即決には至りません。
ここではしっかり「この仔かいい」となるように
この仔のいいところをアピールします。
では、癒しを
読んで頂きありがとうございます☆