今回は全体宝具の必要性と価値について書こうかと思います。尚、エネミーは混成編成前提とします。


・全体宝具の役割

まずはこのfgoにおける全体宝具の役割についてもう一度考えてみましょう。全体宝具は単体宝具と比べて倍率が低く設定されている為火力が低く、代わりに最大で 3体のエネミーに同時にダメージを与える事ができます。そういった特性から、主にボスより前のステージのエネミーやボスの取り巻きを迅速に処理したり、素早い周回力が求められている時に起用されます。つまり、倒すべきエネミーはボスでは無く、hpの低い低級エネミーと言う事になります。では、低級エネミーを処理する事がアーツパにとって利点となり得るかどうかが今回の肝です。


・エネミーが単体である事の利点

エネミーが単体という事はそのエネミーの宝具ゲージのみに注意を払えば宝具を防ぐ事は容易です。つまり、対宝具スキルを相手を選ばずに使えると言うことです。よって本人依存ではありますが、思考を単純化できるので事故率を減らす事ができます。また、単体であれば、周りの低級エネミーからのボスへの支援も考えなくて済む為、ここでも思考を単純化できます。加えて、単体エネミーへの攻防デバフは、対魔力を考えなければ実質味方の攻防バフでもあるため、デバフによる戦術も組みやすくなります。


・エネミーが単体である事の欠点

間違いなくボスの行動回数が増える事です。ボスはゲージチャージスキルを使って対宝具を狂わせたり、強力なステータス変化スキルを使って来たり、単純に通常火力の打点が高かったりと非常に厄介なエネミーです。キャスターやバーサーカーは行動回数が少な目に設定されてはいるものの、キャスターはともかくバーサーカーは仕様上一撃が重い為、クリティカルなんて貰ったら一撃で致命傷となります。最近は某副長の様にバーサーカーなのに 3回攻撃をしてきたりする為(某副長のステージは元々単体仕様でしたが)、ボスが極めて強力であるならば、取り巻き低級エネミーを残しておく事も視野に入れましょう。


結論から言えばケースバイケースではありますが、基本的に低級エネミーは迅速に処理した方が良い場面の方が多く感じられます。対宝具手段を分散させると言うのは中々厳しく、遅延はできても全てのエネミーからの宝具、及びゲージ攻撃を防ぎ切るのは難しいです。また、相手のクラスが混成編成である事が前提ですが、統一されているのであれば、全体無敵を撒けるジャンヌやマーリン辺りがいれば 1ターンの間に処理できる為、パーティの動かし方に大きな柔軟性が生まれるでしょう。