丹後坂丹後坂の途中に君が住んでいたアパートがある今も住んでいるのだろうかビジネスパーソンと女学生が行き交う丹後坂僕はその階段を降りながら君が住んでいた部屋の窓を見上げてもし君の名を呼べば君はその窓を開けて僕に駆け寄ってくるなどという妄想に一人耽るそんなはずはないのに丹後坂の昼時は今も変わらず忙しそうな人々で賑わっている