寒いんだか…
暑いだか…
言語聴覚士のyoucanseyでございます
こう寒暖差が続くと最初の挨拶も雑気味になってしまいますね←
さて、先日、先輩STと「失語症の方の気持ち」について話していました。
良く、我々STが患者様の言語訓練時に絵カードを提示して絵の名前を言って頂きますが…
その時、言えそうなのに言わない!
(本人が言いたがらない)
と、いう人いませんか?
私達は、そういう方を励まして、間違っても良いから、何か言ってもらおうとしますが…
(やり方、接し方はセラピストそれぞれ異なると思いますが)
患者様はどんな気持ち何だろう?
そんな話をしていました。
そこで、私が担当させて頂いている失語症の方に上記の内容を話し、どんな気持ちなんだろう?
と、質問してみました!
その方は、現在は発語失行が残るも健忘性失語まで回復されています。が、病院入院時は、「あー」とか「うん」くらいしか言えなかったそうです。
その方はまず「あー!分かる!」と言っていました!笑
まず、一番は…
言えなくて恥ずかしい!
そうです。
また、言えない事が嫌だから、言いたくない。
言えないのだから、やらせないで欲しい。
次にいって欲しい。
と、思っていたそうです。
そして、失語症の人を表す時に良く学校等で外国に行ったようなもの。
と、表現されますが、ご本人達からすると少し違うそうです。
分からないから言えない。
のでは無く、
分かっているけど言えない。
このもどかしさは、きっとそんな外国どうこうの話しでは無いようです。
何となく分かっていた事でも、いざ当事者側から話しを聞くと自分が思っていたものとは違う感じ方になりました。
失語症や多くの高次脳機能障害は100%元に戻ることはありません。
以前より良くなった。言えるようになった。
と、思ってもそれが本人のゴールとは限らないのが難しいところです。
リハビリを行う上で、私達が配慮しなければいけないこと等、教わる事はまだまだたくさんあるんだなー。
と、実感した今日このごろです。
リハビリのゴールが、患者様のゴールで無く、
セラピストのゴールになっていませんか?
行っているリハビリがセラピスト本位のリハビリになっていませんか?
より、質の高い、患者様が笑顔になれるリハビリ。
うーん。難しいけど、近づけたい。
と思います。
何だか、決意表明なのか、何なのか分からなくなりました!笑
全く写真が無いので…
この間食べた、残り物のコラボレーションで〆たいと思います!
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