常々、不思議かつ不安に思うことが、結構沢山ある。
恐らく大半の人は既に洗脳されてしまっていて、本人の意思に関係なく、わからなくなっているというか、どうでもよかったことになっていて、話題にもならないのではないかと、狂人じみた妄想?をもつこともしばしば。
ただ、覚えている身としては、いつの間にか事実が変わってしまったり、無かったことになっており、自分の脳が壊れたのではないかと不安になる。本当は、もっと沢山有ると思うが、自分自身、記憶、価値観の改竄を受けてしまい、思い出す対象でさえなくなっているものもあるのではないだろうか。
「チビクロサンボ」、「野口英世のノーベル賞」、「絶対0℃の摂氏温度」、「丁稚」、「間引き、姥捨て」などなど
無難なところで「チビクロサンボ」
トラがバターになる変てこな世界だが、これを2-5歳くらいに読んでいた。現在では消されている。もしインターネットがなければ、自分だけが妄想でそんなものを読んだのかと思いかねない21世紀。世の中には同じような気分を持つ人もいるようで、詳細に調べて記録された方も居る。
http://www.genpaku.org/sambo/list/index.html
1963年頃、キンダーブックなどで読んだと思っていたが、上記リンクではキンダーブックは1937年だそうで、自分のケースではなさそう。
ただ、1962-1965年でも、まだ多数の本がでていたから、そのどれかをどっかで読んだのだろう。
なんでも、「差別による自主規制」らしいが・・・「差別してるのはおまえだろ!」という突っ込みはなかったらしい。
更に不思議な「野口英世」。現在ではお札のモデルになっている有名人で文科省(文部省)上げての英雄・・・なのかな?
1970年代に読んだ本では「幼少時焼けどで指がくっついてしまい”てんぼ~”と呼ばれながらもがんばって勉学に励み、手術で手が戻ったことを建前に、医学の道にすすみ黄熱病の発見及びノーベル賞受賞」。。。という記憶だったが、どうもそれはあり得ないらしい。
21世紀の記録では黄熱病はウィルス起因によるもので、顕微鏡で発見できる代物ではなく野口自信も、1928年にそう言っていたことになっている。
今でこそ、細菌とウィルスが知れ渡って対処法や薬、ワクチンなども普通になったが、当時は(現代もまだまだ・・・)ウィルス自体がまだ未知の領域だったのかもしれないから、無理もない。といいつつも、人類は偉大で、1938年には既に黄熱ワクチンがタイラーによって開発、既に使用開始となっている。
だから、この「黄熱病の発見」は、1960年代には既に、「黄熱病の研究」で「それに感染して死亡」ということになっていた。。。はずなのだが、なんで1970年代に先の情報が刷り込まれ、いつの間にか訂正されていたのか、良くわからない。
余談だが、この「黄熱病」
媒介はネッタイシマカ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E7%86%B1
また、こいつだ!
インドネシアでは有名なデング熱、最近ではジカ熱もこいつ、ネッタイシマ蚊。
とんでもなく、昔から人類に迷惑をかけ続け、野口英世を欺き、世界の医学界を気まずい思いをさせてきた張本人。
http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html
どういう訳か、南アメリカ、アフリカには存在するが、インドネシアには黄熱病jは存在しないことになっている。
インドネシア INDONESIA |
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とのこと。
余談はさておき、
少なくとも私が存在した1960-1970年の当たりに私に対して知らしめられた事実と現在の事実は異なる。
しかも、時間軸を見ても40年以上前の1920年代ならまだしも、既に事実が明らかになっていた後にも拘らず、
どういうわけかそのような記憶が1970年代に作られていた。
その後訂正されたため、今の人達は訂正されているのだろうが(再洗脳?)
それに漏れた人間(私)もいるらしい。
新聞が、"右から左書き"に変わった時代も、私は1960年代はまだ見ていた気がするが、現在の記録は1945年位までには"左から右"になっていたとあり、ここでも20年位のギャップ(時代考証上あり得ない記憶)となってしまっている。
が、逆に読まなければならなかったあのショックを受けた自分は1960年以降の存在でもあり、なんか20~30年どっかで誤魔化された気がして仕方ない。
”誰が”というわけでもないのだろうが、
都合の悪い事実や、気まずいものは、全体的な雰囲気の中、葬られ改竄されてしまう。
嘗て飢えにあえいでいた日本人達が、河童や天狗の所為にして行ってきた口減らしの事実など、
その後生き残った子供達の心を守るためと言いつつも、歪んだ世界。
それを埋めるために作り出された、妖怪や神使達。
インターネットに書きこまれている、様々な記録は、現時点では人類史上かつてない貴重なデータとなっているが・・・何時まで、そのような状態が保たれるのかは、保障の限りではない。
権力者たちが、以前の様に自分の都合にあわせて、情報と事実を勝手に書き換えることができない世界が登場していたのだが。。。ただ、既にそこにも干渉が始まっている。
例えば現在でも国によって見れる情報が違う。
VPNなどで、其々の国で出されている情報を見る方法があっても、どれだけの人間が、そこまでして規制されてしまった情報を集めるかというと、大きな疑問である。
過去も、大衆はそこまでの知恵と危機感を持つことなく、ヒステリックに「子供為!」、「村のため!」、「お国のため!」と避けび、多くの過ちを犯している。
果たして、「お国の為!」と叫んできた大衆たちが、もしそうせず、例えばアメリカに早期降伏をしていたら、日本人は絶滅させられていたかというと疑わしい。「一億総玉砕」などと国民を消費していたのは時の日本の権力者達であり、アメリカ合衆国日本州となっていた方が、遥かに大衆たちには良い暮らしが待っていて、家族も失わずに済んでいたのかもしれない。
「お国のために」というが、国民をひたすら死地に送り浪費する、お国に何の義理があったのか、戦後何十年もしてやっと、呪いから解放され、反省しているのが実態ではないのだろうか?大衆は権力者の意のままに自ら操られる。
「坂の上の雲」の伊地知のようなのが、ゴロゴロしていた時代。
第2時世界大戦も終盤になるころ、「非国民!」という言葉でリンチにあったらしいが、国民を殺す国の国民である必要がどこにあったのか、誰も疑問をもたないのが大衆であろう。
もっとも、当時はナチスドイツがユダヤ人を大量虐殺していた時代でもあるがゆえ、其のまっただ中にいた日本人達の恐怖心を誘導するのはたやすかったのかもしれない。
鬼畜米英と叫び、洗脳し続けた大日本帝国、既に無くなった婆さんが結構外人を怖がっていたのを思い出す。彼女は、同時に時の日本の憲兵も大変恐がっていた。闇米の入手など、家族のために色々な苦労をしてきた。
2000年に近いころの話しだが、時代も変わっており、その私の祖母の近所に黒人が住んだらしく、気さくに「バーチャン、イキテルカ?」「ゲンキ?」と声をかけらると、恐がりながらも「やさしいんだぁ」と感動していたから、洗脳の効果は50年以上続いていたことになる。
洗脳に身を任せた方が無難に暮らせるといえば、そうなのだが・・・
権力者の作った空気に身を任せて、気付いた時には「お国為に」、「会社の為に!」、などと叫んで特攻している自分がいないか、
注意したいものだと思っている・・・が、これができたら、人類は戦争などしていないわけで、なかなか難しいらしい。