皆さんこんばんわ。口笛が上手く吹けないことで好評の私こと負け犬です。
湿気が多くて蒸し暑いですね。
こんな時は熱中症になりやすいので皆さん体調管理には気を付けましょう。
少し前にコメントで『トルクレンチのネタをリクエストです』とリクエストしてもらったので、今回はトルクレンチの記事をできるだけわかりやすく書いていこうと思います。
いやーリクエストしてもらえるのは嬉しいな。
リクエスト大歓迎です。
もし何かリクエストがありましたら遠慮なくコメントに書いてくれると嬉しいです。
では行ってみましょう。
~なぜなに? 教えて! 負け犬ちゃん教室~ (∩´∀`)∩
人生の敗北者が僭越ながら人様にモノを教えるコーナーです。
本日のテーマはこちら
Q トルクレンチってなんじゃい?食えんの?
A トルクレンチとは、ネジを適切な力で締めるために使う道具のことです。食えません。
ネジはただ締めれば良いというものではありません。
過度な力で締めればネジが折れたり、ネジで固定しようとした部品などが壊れたりします。
逆に力が足りずにネジを緩く締めてしまうとネジが緩んでとれてしまって、色々なトラブルの原因になります。
なのでネジを適切な力で締めたいのですが、人間の手の感覚では適切な力で締めるのはなかなか難しいのです。
誰でも簡単に適切な力でネジを締めることが出来る工具を「トルクレンチ」と言います。
これがトルクレンチです。
トルクレンチも色々種類がありますが、私の持っているトルクレンチはホイールナット用のトルクレンチです。
なので今回はこのホイールナット用のトルクレンチを例にして話を進めていきます。
色々数字がかいてありますね。
ネジを締める力は数値化されているので、そのネジの数値にトルクレンチの数値を合わせて締めるってすんぽうです。
このトルクレンチは40N(ニュートン)~140Nまでの力でネジを締めることができます。
このトルクレンチはグリップを回して数値を設定するタイプなので、グリップを回します。
今回締めるネジはホイールナットなので、数値は110Nぐらいで良いと思います。
110Nに設定完了です。
ちなみに
普通車のホイールナットは大体100N~120N
軽自動車のホイールナットは90N~105N
ぐらいで大丈夫です。
え?トラックのナット?知らん、ググって調べてくれ。
数値を設定したらネジを締めましょう。
黄色のソケットは21ミリのナット、赤が19ミリのナット、青が17ミリのナットを回せます。
普通車は21ミリ、軽自動車が19ミリ、外車が17ミリを使っていますね。
もちろん例外もあるので注意してください。
※ホンダ車は普通車も19ミリだし、ダイハツの軽自動車は21ミリです。
私の車は21ミリのホイールナットなので、黄色のソケットを使います。
では締めます。
110Nの力がトルクレンチにかかると「カチッ」と音が鳴るので、音が鳴ったら締めるのを止めます。
これできちんと規定の数値でネジを締められました。
一応タイヤ4本分のホイールナットの緩みをトルクレンチで点検しましたが、特に問題ありませんでした。
トルクレンチのグリップと車体の間の隙間が無く締めずらい時があるのですが、そんな時は
この工具を使います。
エクステンションバーという工具です。
これならグリップと車体の隙間が広くなるので締めやすいです。
しかし、エクステンションバーを使うとトルクレンチで設定した数値どおりに締めることができなくなるのであまりおすすめしません。
数値に多少の誤差が生じます。
今回の場合だと110Nぴったりに締められなくなっちゃうんですよね。
まぁそんなに気にしなくてもいいとは思いますが、「俺は正確に締め付け数値を管理したいんだ!」という方は要注意です。
トルクレンチを使い終わったら設定数値を一番低い数値にして保管しましょう。
トルクレンチはちょっとした機械の様なものなので、数値を設定したままの保管はトルクレンチの寿命を縮める原因になります。
ぶっちゃけ数値を設定したままでも大丈夫だったりしますが、説明書にはそう書いてあった気がするので大人しく言うことを聞きましょう。
このトルクレンチは40~140なので、40に戻します。
40よりも下に戻したり、140よりも上にしたりすると最悪の場合トルクレンチさんは天に召されます。ご注意ください。
今回はここまでです。
初めてのリクエストだったので少し張り切ってしまいました。
出来るだけわかりやすく説明したつもりですが、分かりづらかったらごめんなさい。
それではまた次回(^o^)/