7月の三連休といえば、私にとって2013年から恒例になっている“ロング登山”イベント。

7月は日照時間が長めなので、難易度の高い山々へ遠出して、
朝早くからアタックし、日が暮れるまでに長い山行ができるチャンス。

2013年は、礼文島・利尻島めぐりしながら、利尻山を登った。
CIMG3339


2014年は、拓山会メンバーと、「黒岳〜御鉢平めぐり」した。
620


2015年は、難易度の高い旧道コースから「芦別岳」登山した。
CIMG3228


2016年は、日本百名山の中でトップレベルを誇る超難易度の“糠平コース”日帰りで「幌尻岳」を制覇。
CIMG8461

20160717_040229



さて、今年2017年。
本当はアプローチの長い「石狩岳」を登りたいところだが、
昨年の台風の影響で登山口への林道は通行不可。
なので、登山対象の山としては北海道北部に位置する最高峰の「天塩岳」にした(離島の利尻山は除く)。



金曜の仕事後、スマホの充電を満タンにしてから、早速、車中泊場所となる当麻町の道の駅へ。
仕事で疲れているはずなのに、興奮のせいか、一回も仮眠することなく、下道を2時間半かけて到着。
CIMG5826


朝6時頃に起きて、眠たい目をこすりながら、天塩岳ヒュッテまで車で移動。
駐車場の半分が埋まっていた。
登山口までのアプローチの長いながらも人気のある山だとは思わなかった。
CIMG5847


昨年の幌尻岳以来、なんと1年ぶりに登山靴を履いた(笑)
いつもはトレランシューズを履いて登山している。
紐を通すたびに、何故か緊張してきた。
登山前の“静かな儀式”みたいなもんだ。
CIMG5842


まずはこのように川に沿って歩く。
橋がついているので、濡れる心配はないが、ピンクテープを見落とし、2回も道を間違えた。
偶然そこで休憩していた知らないおじさんたちに指摘され、なんとか遭難は免れた。
感謝。
CIMG5857


急坂の続く、前天塩岳コース。
展望がきかないため、ひたすら我慢の時間が続く。
CIMG5880


徐々に、瓦礫の道が現れると、前天塩岳ピークは近い。
CIMG5891


足裏にやさしくない、前天塩岳山頂直下のガレ場(泣)
動く浮き石だらけなので、慎重に歩いた。
そして爆風。
体温が下がっていくだけでなく、体力まで奪われていく。
汗で冷えないように、とにかく動く、動く。
CIMG5895


ここで、高山植物の女王と呼ばれる“コマクサ”と対面。
可憐な花だが、実は外来種なので駆逐対象になっている。
CIMG5901


前天塩岳ピーク。
爆風で、カメラ三脚が倒れるわ、帽子が吹っ飛ばされそうになるわ、
寒いので、さっさと次のピーク「天塩岳」に向かいます。
CIMG5909


前天塩岳から見た、天塩岳への道。
CIMG5927


登山開始から約3時間後、二百名山の「天塩岳」へ!
立派な石碑、どうやって運んできたんだろう。
ヘリか?
CIMG5980


ペットボトルの半分しか飲んでいないw
そう、ここは寒くて、あまり汗をかくことはなかった。
爆風だし。
CIMG5992


次は最後のピーク「円山」に向かって、また苦手なガレ場の中を歩く。
CIMG6001


北海道らしい風景。
奥に、登ってきたばかりの「前天塩岳」が見える。
CIMG6011


3つ目のピーク「円山」の標識。
文字が色褪せて見えないが。。。。
旧道から登ってぐるっと1周して、新道へ下りるコースは、
なんか斜里岳のコースと似ているなぁ、と思いながら、新道コースで下山へ。
CIMG6022


いくつか渡渉しながら、無事下山。
CIMG6053


休憩を含め、約6時間の山行でした(o^∇^o)ノ

今年は天気に恵まれ、良い感じで登れた。
翌日もまた登山したいのだが、天気が崩れる予報とのこと(大雨警報)。
なので、諦めて帰路へ。

翌日ニュースを見ると、局地的な大雨があちこち出ていて、やはり早めに帰って正解でした。
それにしても、天塩岳で寝具を背負って登っていた人を数人見かけたが、大丈夫だったのかな。