夏から秋にかけて、喘息やじんましんなどの症状が強くでる人は、もしかすると「ゴキブリアレルギー」かもしれません。

屋内でのアレルギーの原因となるものは、ダニやハウスダストだけではなく、ゴキブリに対してもアレルギー反応を起こすケースもあるんです。

 

ゴキブリアレルギーの原因と症状、アレルギー検査、治療や対策についてご紹介します。

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ゴキブリアレルギーとは?原因はなに?

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ゴキブリの死骸や糞(フン)がアレルゲンとなり、アレルギー症状を起こすことを、ゴキブリアレルギーと言います。

屋内で喘息などの症状が強くでるような場合、ダニやハウスダスト、カビ、ペットなどが原因であるというのは有名ですが、実はゴキブリに対してもアレルギーがある人もいるんです。

 

ゴキブリアレルギーは、日本よりも屋内のゴキブリが多いアメリカなどの海外での発症が多いと言われていますが、実はアレルギー検査をするとゴキブリに対しても陽性反応を示す人も多くいます。

 

また、小児アレルギーでは、ゴキブリやガにアレルギーがあるケースがとても多いことがわかっています。

 

ゴキブリの活動は気温20℃を超えると活発になり、25℃以上になると繁殖もはじまります。

25℃~30℃の温かい場所を好みますので、お住まいの地域にもよりますが、暑さを感じる時期は特に徹底対策が必要となります。

ゴキブリアレルギーの症状

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ゴキブリアレルギーの主な症状は、

  • 喘息・喘鳴
  • アレルギー性鼻炎(鼻水・鼻づまり)
  • くしゃみ
  • アトピー性皮膚炎
  • 湿疹・蕁麻疹・皮膚のかゆみ

などがあげられますが、この中でもアレルゲンの吸い込みによる喘息「ゴキブリ喘息」の症状が多いと言われています。

ゴキブリアレルギーの検査

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ゴキブリアレルギーの検査は血液検査(特異的IgE抗体検査)でチェックが可能です。

アレルギー検査の項目は、いくつかのアレルゲンがセットになっているものがありますが、自分で選ぶことも可能ですので、屋内でのアレルゲンを疑っているような場合は、ハウスダストダニの項目なども一緒に検査を受けることができます。

 

アレルギー検査の項目は医師と相談して決めましょう!

昆虫に関するアレルギー検査項目

  • ミツバチ
  • スズメバチ
  • アシナガバチ
  • ゴキブリ
  • ユスリカ(成虫)
  • ヤブカ(属)

屋内アレルゲン(ダニ、ハウスダスト)アレルギー検査項目

  • ハウスダスト1
  • ハウスダスト2
  • ヤケヒョウダニ
  • コナヒョウダニ
  • アシブトコナダニ
  • サヤアシコナダニ
  • ケナガコナダニ

 

アレルギー検査の詳細についてはこちらから♪
アレルギー検査にかかる費用とアレルギー検査項目のすべて

ゴキブリアレルギーの治療

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アレルギーの治療は、アレルギー症状に合わせた治療となりますが、

  • ヒスタミン剤の服用(アレルギー症状全体を抑える)
  • ステロイド剤、かゆみ止めの塗り薬(皮膚の炎症のとき)
  • 気管支拡張剤、吸入ステロイド薬、経口ステロイド(喘息のとき)

などがあります。

 

アレルギーは一度発症すると治すことは難しいと言われていますので、アレルゲンの特定と、アレルゲンを除去することが大切となります。

ゴキブリアレルギーの対策

掃除機とカーペット

アレルゲンはゴキブリ本体だけではなく、死骸やフンなども原因となりますので、

  • ゴキブリの駆除
  • 部屋の隅々のお掃除

が必要となります。

 

また、お部屋などに出没するゴキブリはもとから駆除しないと、見えないところで生息していますので、すべてのゴキブリを排除できる対策をすることが大切です。

お部屋のお掃除

普段はなかなか手の届かないところにもアレルゲンがかくれています。

特にホコリがたまりやすい場所は、掃除機をかけたあとに、拭き掃除も行いましょう。

クイックルワイパーなどの、毎回使い捨てできるモップタイプのシートでのお掃除が効果的です。

殺虫剤

殺虫剤はでてきてしまったゴキブリを退治するものですが、殺虫剤のイヤなところは、スプレーしたところに薬剤成分が噴射されてしまうことです。

ですから、ふき取りのいらない冷却タイプで動きを止めるものがおすすめです。

♦ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス(フマキラー)

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画像引用:FUMAKILLA LIMITED

-85℃の冷却ガスでゴキブリの動きを止めるタイプです。

殺虫成分が含まれていませんので、場所を選ばずにスプレーすることができます!

ただし、あくまでも冷却しているだけですので、凍っているうちにゴキブリを処理することを忘れないでくださいね!

1本単位でネット購入すると、送料がかかるところがほとんどですので、フマキラーの公式サイトをご紹介します。

置き型駆除薬

置くタイプの駆除剤は、ゴキブリが薬剤を巣に持ち帰ることで、見えないところにいるゴキブリごと駆除できるものです。

置き型タイプは、ホームセンターやスーパーなどでも購入が可能ですので、ここでは効き目が強いと言われているものをご紹介します。

♦ゴキちゃんストップ!

ゴキブリの通り道に設置するタイプです。

業務用の駆除薬ですので、ホームセンターなどで入手できるものよりは強力ですが、小さいお子さんやペットがいる方は、下でご紹介している「忌避剤」の方がおすすめす。

忌避剤(きひざい)

小さいお子さんやペットがいるので、殺虫剤や置くタイプの駆除剤はちょっと。。。

という方には、植物成分でできたムシがきらいな臭いを使って寄せ付けない忌避剤を使うという方法もあります。

♦ムシさんバイバイ 防虫スプレー台所害虫用



植物の精油が主な成分の防虫スプレーです。

農薬の成分は含まれていませんし、スプレータイプなのでゴキブリの通り道にシュッとかけることで防虫ができます。

まとめ

ゴキブリアレルギーについてご紹介しました。

知らないだけで、実はゴキブリがアレルゲンの人もいるということですので、ダニやハウスダストのアレルギーがある人、夏や秋に気管支喘息の症状がでやすい人は、アレルギー検査を受けることをおすすめします。

 

先日、我が家にも大きめのゴキブリがでました。

冷却タイプの殺虫剤」でなんとか仕留めましたが、1か月ほど前に「コンバット」を設置したばかりなのになぜ。。

と思ってしまいますよね。

 

お掃除で換気した際に入ってしまったのかもしれませんが、すぐに業務用の駆除薬を検索しました。

わたしは、ハウスダストのアレルギー値が高値ですので、まだ検査を受けてはいませんが、ゴキブリにアレルギーがある可能性もあります。

 

もちろんアレルギーではなくても、イヤですよね。

お子さんやペットがいる方でもそれに合った対策はできますので、参考にしてくださいね!

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