弾丸トラベルは怖くない!

マイル、飛行機、鉄道、海外・日本国内トラベル情報、ホテル、海外発券など

【マイル&海外発券】3泊6日セルビア モンテネグロ 弾丸旅行記

スポンサーリンク

コトル

ちょっと前ですが、マイルと海外発券を組み合わせて、ヨーロッパまで弾丸トラベルをしましたので、お伝えします。

旅程ルート 

ルートマップ

短期間の旅程の場合、ヨーロッパやアメリカなどでは、最低滞在期間のもうけられていない航空券はエコノミーでも高額になるため、特典航空券と海外発券のチケットを組み合わせることとしました。ANAのマイレージの大改変前はゾーン設定がない時代でしたので、往路をヨーロッパまでのビジネスクラス、復路を香港から関西空港までのビジネスクラスとして、香港は次の旅行の機会に使えるように今回の旅行から3か月後としました。そして、今回の旅行の帰路はカイロ発券のターキッシュエアラインのビジネスクラスの東京行きとしました。さらに、セルビア、モンテネグロからアテネまでの移動はスターアライアンスで組み合わせるのは厳しかったので、最安運賃のエア・セルビアというエティハド航空も出資している地元セルビアの航空会社を利用しました。当然この区間はマイル加算されません。

旅程

航空券の予算はマイル部分が68,000マイルと諸手数料数万円とターキッシュエアラインのビジネスクラスが770ユーロでした。エア・セルビアはトータル1万円程度で済みました。マイルを使うことで、全体のコストを抑えつつ、プレミアムポイントを積算する旅程でもありました。

セルビア モンテネグロとは

セルビア モンテネグロ

イタリアとアドリア海を挟んで面するバルカン半島にある国で、もともとはユーゴスラビアでしたが、1990年以降のソ連崩壊以降、ユーゴスラビア連邦内の国が続々と独立し、ユーゴスラビア連邦として最後まで体制を維持した国でもあります。その後、2003年にセルビア・モンテネグロという名称に変え、2006年にモンテネグロが独立し、現在では、セルビアとモンテネグロは別々の国家となっています。

旧ユーゴと言うと紛争があり、危険なイメージがありますが、基本的には田舎が多く、のんびりとしていていい人が多い国だと思います。歴史も長く、風光明媚な景色が多く、西ヨーロッパでは味わえない旅行ができる地域でもあります。

セルビアの首都ベオグラード

エア・セルビア

定時退社の後、羽田から関西空港に移動し、当時は就航していたターキッシュエアラインの夜行便に。ライフラットのビジネスクラスで仕事の疲れもあり、熟睡すると早朝のイスタンブールに到着しました。乗り換え時間も短くベオグラード便に搭乗。濃霧で到着できないかと思っていると問題なく着陸。次のティヴァト行きの便までは6時間あるために、ベオグラード市内まで出かけてみました。空港から市内までは空港バスがあり、所要時間は30分で運賃は約300円です。

ベオグラード ドナウ川

ベオグラードは17カ国にわたるヨーロッパの大河「ドナウ川」が中心部を通っており、公園となっているベオグラード要塞の丘の上からドナウ川とサヴァ川が合流する地点を見ることができます。また、聖堂が多く、聖堂巡りをするだけでも観光です。写真は聖マルコ聖堂です。

ベオグラード マルコ聖堂

世界遺産の街 コトル

ベオグラード空港

ベオグラード空港は交流電気方式の生みの親であるニコラ・テスラの名前が付けられています。そこから世界遺産の街であるモンテネグロのコトルまでは、空路を使います。コトル最寄り空港はティヴァト空港であり、ベオグラードからは40分ほどの飛行です。空港は非常に小さく入国も簡単に済みます。空港を出ると白タクと見分けがつかないタクシーがタクシー乗り場に停車していますが、きちんとしたタクシーで法外な値段をつけることもなく、田舎は人が良くていいなあと感じました。タクシーにて10分程でコトルに到着します。

ティヴァト空港

コトルはアドリア海でリアス式海岸がもっとも際立っている場所の一つで、ヴェネツィア共和国時代に築かれた城壁が街の至る所にあり、その景観から1979年に「コトルの自然と文化歴史地域」として世界遺産に登録されています。

コトル

その景色を俯瞰で楽しむことができ、体力はかなり使いますが、獣道に使い遊歩道もあります。

コトル地図

遊歩道

傾斜のきつい道を汗だくになりながら登るとその労力が報われる景色が広がります。世界中かなり行きましたが、トップクラスの絶景です。

コトル絶景

コトル旧市街の遺産地区は小路が多く、雰囲気があります。このほか、少し歩くと近代的なショッピングセンターもあり、食料品なども安く調達できます。

コトル街路

2500年の歴史の街 ブドヴァ

ブドヴァ

コトルからタクシーにて30分程でモンテネグロ観光の中心地のブドヴァにアクセスできます。ブドヴァはコトルとは異なり、アドリア海を水平線の先まで眺めることができ、砂浜が広がっています。行った時期は冬だったため、閑散としていましたが、夏はリゾート地として混雑するそうです。こちらもヴェネツィア共和国時代の地中海建築群が目をひきます。旧市街は人しか歩けない小路だらけで迷路のようです。

ブドヴァ 小路

ホテルは比較的新しく開業したAvala Resort & Villasに宿泊しましたが、客室が海岸に面し、海まで遮るものはありません。

Avala Resort & Villas

あいにくの天気が続き、海は時化ていましたが、最終日の朝、天気が回復し、朝焼けが特徴的でした。

アドリア海

アドリア海 朝焼け

帰路

New Hotel

今回の旅の目的であったコトルとブドヴァを訪れ、日本に帰ります。帰るといっても直行ではなく、少し遠回りをします。アテネで1泊し、その後カイロ、イスタンブールを経由して東京に向かいます。アテネまではエア・セルビアの遅延がありながらも日没前には到着。二度目のアテネ訪問であり、前回はアクロポリスにも登ったため今回は、シンタグマ広場近くにあるNew Hotelに宿泊し、飲みに出かけるくらいでおとなしくしていました。ホテルは中心部ということもあり部屋は広くありませんが、デザインが秀逸の部屋です。また、朝食も大手の系列ホテルとは違い和洋中何でもありというわけではなく、厳選されていてなかなかいいです。

エジプト航空ビジネスクラス機内食

翌日は午前中に所用を済まし、昼にチェックアウトし、アテネ・エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港に行きます。カイロまではエジプト航空の特典ビジネスクラスです。短距離ビジネスということもあり、機内食はワンプレートで提供され、食後程無くカイロ空港に到着。カイロ空港は何度か乗り継ぎをしていますが、今回は、乗り継ぎ時間が3時間のため、入国のためにビザを買うこともなく、乗り継ぎカウンター前のベンチで待たされることもなく搭乗手続きができ、ターキッシュエアラインに搭乗し、定刻でイスタンブールに到着。東京行きは、日付がかわった深夜1時に出発でした。弾丸旅行のため、時差ぼけはないのですが、5日で10回も飛行機に搭乗しているためかとても眠く、フルフラットにすると熟睡。東京には20時過ぎに到着と太陽を見ない一日でなにか物足りなさを感じ、成田空港に到着。

最後に

トータル6日(初日は仕事の後のため実質5日)でヨーロッパの田舎まで行き、それなりに楽しめることができました。特典航空券と海外発券の組み合わせでは乗り継ぎ時間など気を遣うところもありますが、自分の思い通りにプランが作れるため楽しいものです。

コトル景色

  

Copyright ©Dangan-Lucky All rights reserved.