食料自給の大切さ | 古流望の創作風景

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書いてる小説の内容的に、どうしても食の自給というのは外せず…

 

『深まるアフリカの食糧危機、折り重なる悪条件

http://jp.wsj.com/articles/SB12652521234638683744804583123823915014956?mod=trending_now_3

By Nicholas Bariyo
2017 年 5 月 4 日 10:41 JST
 経済情勢と悪天候、それに紛争という三重苦により、アフリカの飢餓が記録的な水準に悪化している。過去30年で収穫量が最悪となるなか、アフリカ大陸を構成する54カ国の半数の国で主食の価格が高騰している。
 最も深刻な打撃を受けているのは南スーダンやソマリア、ナイジェリア北部など内戦に苦しむ地域だ。しかし、比較的安定した場所でも、インフレの高進や外貨不足によって状況は悪化している。
 この半年では、アフリカ中央部と南部でのコモディティー価格の下落によって各国通貨の対米ドル相場が30%以上も下落。これがインフレ悪化と購買力の低下をもたらしている。
 「トウモロコシの値段は(3月に)再び2倍に跳ね上がった」。銅資源が豊富なザンビアの首都ルサカでタクシー運転手をしているサラ・ムウェーネさん(38)の言葉だ。ルサカでは3月に、緊急食糧供給に数千人が殺到する騒ぎがあり、8人が死亡した。「子ども達に一日一食しか与えることができない。こんなことは今までなかった」とムウェーネさんは語る。(後略)』

 

 

自分たちの食料を外国に依存する。

これは大変危険なことです。

崖の傍に家を建てるようなもの。

 

人間は霞を食って生きているわけではないので、どんな人間でも食事は必要です。

最近では自動車の無い生活、テレビの無い生活、スマホや携帯を持たない暮らし、電子レンジを使わない家庭なんてのもあります。

電化製品や工業製品は、無ければ無いで生活できるもんでして…

しかし、食う物無しで生活しろってのは無茶なのが道理。

 

仮に、自動車やらを輸出して、今の倍の外貨を稼げたとして…

食料価格が記事にあるように3倍になったら、まあ意味ないですわな。食料供給的にという意味ですが。

 

お金というのは有るに越したことはないわけですが、お金があるからと言って物が買えるとは限らない。

作家的な想像力で言いますと、金貨や札束の山の中で飢え死に、という極端な想像までしてしまいます。

 

現実離れしてると思う方。それが実際に起きている国があるという話なんですよね。

過去、お札の数では無く札束の重さでコーヒーの値段が決まった話だってあるわけで。お金が腐るほどあっても物が買えないというのは、決して夢物語ではない。

まあ、デフレの日本でインフレを想像しろってのも難しいんですが。

 

農業従事者の高齢化、農業人口の減少、農業生産力の低下、外国製農作物輸入の規制緩和、TPP、農地法改定etc…

 

もう少し、真剣に考えて欲しいなあ…と思う次第です。