東大の順位下落 | 古流望の創作風景

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『東大、過去最低46位に 世界大学ランキング

https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201709/0010527547.shtml

 【ロンドン共同】英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は5日、今年の「世界大学ランキング」を発表、日本の大学で最も順位が高い東京大が昨年の39位から順位を下げて過去最低の46位となった。
 THEは東大の順位下落は資金不足や中国などの大学が急速に順位を上げていることが主な原因と分析した。
 全体の千校の中に日本の大学は71校が入ったものの、上位200校は東大と74位の京都大(昨年91位)のみ。400位内には大阪大、東北大、東京工業大、名古屋大、九州大が入った。トップ10は英米とスイスの大学が占め、1位は英オックスフォード大(昨年1位)。』

 

 

世界大学ランキング。

論文の引用件数や、一人当たりの研究収入なんかで決めるわけですが…

ランキングの順位その物には、別に大した意味は無いと思います。評価基準に不透明なものが多いですし。

留学生が増えたらいい大学で、減ったら悪い大学とか…そもそも国同士地続きのEUや、言葉に苦労しない英語圏と比べんなよみたいな?

 

しかし、順位が下がった原因については、しっかり理解しておいてほしい。

 

ランキングを見て分かる通り、上位陣は「先進国の大学」です。

これは、大学の研究が進んでいて教員の質が良いだけでなく、研究にはお金が掛かることが理由です。

中国が順位を上げたのだって、別に中国の大学がドラスティックに改革したわけではない。経済的に豊かになって、より質の高い研究が沢山出来るようになったというだけのこと。

ようは”中国がお金持ち”になったから順位が上がってるんです。

 

研究開発というのは、お金が掛かります。

おまけに、研究というものの多くは失敗が付きまといます。

無駄遣いに思えるのも仕方がない。

 

しかし、研究開発はやるべきです。

 

日本が先進国と言われ、経済大国と言われてき”た”のは何故か。

科学技術が優れていたからです。

この点、異論はないと思います。日本にロシアやオーストラリア並みの資源があれば、別に科学技術に頼らずとも国家を運営できますが…まあ今の日本には無理でしょう。

つまり、科学技術の優位性は、日本にとってはロシアやサウジアラビアの原油に等しい、国家の最優先事項のはずなのです。

”科学技術の劣った日本”に、どれほどの価値があると言うのかという話でして。

資源が無くて科学技術が遅れている国…一般には発展途上国と呼びます。

 

にも拘らず、”金が無い”と研究開発にお金を投じないのは、国家的自殺です。

米百俵の精神というのは小泉総理が発言したことで有名になった言葉ですが、この精神を忘れたのかと。

お金が無いからこそ、将来の為の投資を積極的にし、知識を蓄える。

 

先人の知恵に学ぶべきだと、私は思う次第です。

 

 

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