いまだに教科書検定制度がある日本

この「教科書検定制度」とは何なのかというと、

我が国では、学校教育法により、小・中・高等学校等の教科書について教科書検定制度が採用されている。教科書の検定とは、民間で著作・編集された図書について、文部科学大臣が教科書として適切か否かを審査し、これに合格したものを教科書として使用することを認めることである。

教科書に対する国の関与の在り方は、国によって様々であるが、教科書検定制度は、教科書の著作・編集を民間に委ねることにより、著作者の創意工夫に期待するとともに、検定を行うことにより、適切な教科書を確保することをねらいとして設けられているものである。

小・中・高等学校の学校教育においては、国民の教育を受ける権利を実質的に保障するため、全国的な教育水準の維持向上、教育の機会均等の保障、適正な教育内容の維持、教育の中立性の確保などが要請されている。

文部科学省においては、このような要請にこたえるため、小・中・高等学校等の教育課程の基準として学習指導要領を定めるとともに、教科の主たる教材として重要な役割を果たしている教科書について検定を実施している。(文部科学省HPより)

ということになっています。

しかしながら、現政府に都合の良い、間違った歴史認識の教科書が採用されている現状を見ると、この教科書検定制度はおかしなものでは?と思わざるを得ません。

例えば、日本史における沖縄戦の内容は、政府の指摘によって教科書の記述が変えられたこともあります

真実を教えられると困る既得権益層や政府関係者がいるからか、教科書業者との癒着があるからか、明確な理由は不明ですが、「教科書検定制度」は教育内容に絶対的な影響を及ぼしていますから再考が必要です。

ちなみに、教科書検定制度で認可された教科書でも、現政府とは歴史認識の異なる教科書を扱う学校に対しては、政治家や各種圧力団体が対象教科書の使用に際して、さまざまな圧力をかけて妨害しています

教科書検定制度を続けることは、間違った歴史認識を育成する可能性が高いだけでなく、時代錯誤の概念が生まれ、国家の暴走を許してしまう危険性もあります。

まあ今はネットがありますから、おかしいと思うことは個人で調べることができますが…

それでも、間違った歴史認識を植え付ける土台となるであろう「教科書検定制度」は一刻も早く止めて欲しいです。

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