同じ人が暇つぶしに何回も書き込んでいるもんだから、ネット上では多数に見えるが、実世界では極少数。日本のネット環境を見て、直ちにこの国の状態を卑下する事は無いと思う。

でも、だから放置でいいのか？と言われると、私は違うと思う。

ネット上でネトウヨだらけの状態を見てイライラする事を知人に伝えたら、そんなものを見るから。見なければイライラしない。むしろネトウヨのブログなんかは、見る事でアクセスを増やして評価を上げてしまうからやめた方がいい、と言われることもある。

私だけの事を考えたらそれでいいと思う。なぜなら、私はヘイトの対象にはなっていないから。

でも、実際傷ついている人が多くいる。ヘイトスピーチを受けたものは、ほとんどが泣き寝入りしかないという。

例の朝鮮学校に在特会が襲撃した事件では、今でもヘイトを受けたことでトラウマになっている子供達が多くいるという。

「いじめを見て何もしないのはいじめをしているのと同じだ」と子供の時よく言われた。大人になってもそれは忘れてはいけない。

もう一つの理由は、ネットを利用する年齢が低年齢化している事。

大人が見れば、ネトウヨなんて頭のおかしい書き込みだということが、余程でない限り分かる。ある程度、新聞（ただし某S新聞は除く）や教科書（ただし某Ｔ会の教科書は除く）で、戦争や差別の愚かさを先に学んでいるから。

しかし、新聞（ただし某S新聞は除く）や教科書（ただし某Ｔ会の教科書は除く）を見る前の、純粋な子供達が、先にネットを見てしまったら、疑いもなくネット環境に洗脳されてしまう危険がある。そんな状態の子供達が、大人になり、社会のリーダーとなれば、本当にネット環境のような現実社会か出来てしまうという恐怖がある。