三方、山に囲まれた静寂な寺 西だけが急な谷になって切れ込み、一帯は孟宗の竹藪だ
450年の昔、落城した山城の麓より、ご本尊と寺宝を守って
命からがら山を越えて逃げてきて、今の山中に建立したという
今日は地域の婦人の勉強会があって、法話を聞き、宝物(ご本尊、刀剣、狩野派の書画)を拝見
婦人と言っても70代80代の集い、月例会を行っていて、今日の昼食をわが家でという段取り
中にアメリカ人の10代の少年が2人居た、ホームスティで我が町の2軒のお宅にいる
その一方の主は、日頃より懇意にしていただいている70代後半の方で、奥さんは書をたしなみ
近所の人に教授している
我が店にも和歌集の中から四季の六様を書いていただき、季節毎に飾っている
寺を去るとき、突然に風が吹き 竹藪から笹の葉が、まさに花吹雪の様に
黄金色にきらめいて境内に舞った それは初めて見る光景で
次から次へとキラキラと キラキラと果てること無く高く低く舞い続けている
御婦人たちも、私も声も無く見入った
風向きが変わって、私たちの方にも黄金色の葉が降り始めた
「ありがたい」「ありがたい」 なぜかそんな気持ちで心が温かくなった
蚊やゴキブリも目が合うと殺すことが出来なくなるので、子供の頃から父には「おまえは将来、坊さんか**だな」と言われていました、そんくせ魚屋を継がせたんですから現実は厳しい。