ダブルスをやっていて、相手のボールが小さいとき、前に出て行って打ち、そのままボレーに入っていこうとするとき、打ったボールが大きすぎてアウトしたり、ネットに引っかけたりするケースが結構多い。

なぜでしょう？

その原因は、走りながら打っていることです。
走りながら打って、いつもいいボールを出すのは、少し上級のテクニックが必要です。
たいていは、バックラインを越して、アウトとなるケースが多いです。

なぜ、走りながら打つことが難しいのか？

まずひとつは、走って前へ行くベクトルがラケットに伝わって、結果として普通にストロークするより強い力で打っていることになる。
ふたつめは、走っていることによって、どうしても前をみる形になり、目がボールから離れて、ボールが芯に当たっていない。
三つめは、走っていることにより、ストロークのスイングが、自分のチャンとしたフォームになっていない。

これらが、重なって発生し、ミスをしてしまいます。

それでは、どうすればよいか。

一番は、止まって打つことです。
止まって打てば、上記の三つの問題は間違いなく解決します。
絶対に解決します。

カッコよく、どうしても走りながら打ちたい人は、ボールをよく見てください。
極端に言えば、ボールがラケットに当たるまで見てください。
ボールをよく見れば、不思議とミスが減ります。
ミスの究極の原因は、目がボールから離れていることにあるかもしれません。

さあ、実践してください。
　１）止まって打つ。
　２）ボールがラケットに当たる寸前まで、ボールを見る。

これで、前へ出る球は、素晴らしい強い球になります。