うつ病で精神科・心療内科を初診する時に自分でまとめておくこと | うつ病に人生を奪われないようにするための第一歩・・再発も防ぐその方法とは?

うつ病に人生を奪われないようにするための第一歩・・再発も防ぐその方法とは?

私は13年間という月日をうつ病で無駄にしました。
医者からは「もう治らない」と宣告され、
薬の副作用で毎日寝ているだけの生活。

復職してもまた休職を繰り返すのはなぜか?

自分が完治したからこそ言える
「うつ病は治せる!」本質に迫ります。

うつ病かもしれないと思った時、
初診する際にまとめておくこと

 
 
 

今回から何度かに分けて、お話する内容を

ご紹介します。

 

 

精神科・心療内科を受診しようと考えた時、

 

 

「自分の気持ちを分かってもらえるだろうか?」
「正しく診断してもらえるだろうか?」
「どんな病名を付けられるのだろうか?」

と受診に対して不安感があるかと思います。

 

 

 

昔より受診に対して敷居が高い雰囲気は少ないですが、

精神科・心療内科はまだまだ気軽な気持ちで

受診できるものではありません。

 

 

 

風邪で内科を受診したり、腰痛で整形外科を受診するのと比べると、

抵抗が高いのが普通です。

 

 

 

精神疾患というのは目にも見えなければ

血液検査やレントゲン検査でも検出できないものであるため、

「患者さんの話」が正確な診断への大きなウエイトを占めているという

側面があります。

 

 

 

診察をより精度の高いものにするため、

患者さんの気持ちを医師がより受け取りやすくするためには、

患者さんが「正確に自分の状態を話してくれる」

ということも実は非常に重要なのです。

 

 

 

今回から、初めて精神科や心療内科を受診する時に、

「こんな情報があれば正確な診断を付け、適切な治療を行いやすい」

というものをまとめてみたいと思います。

 

 

 

1.何で一番困っているのか? ⇒主訴

 

一番困っていることは何なのか?

 

これをしっかりと医師に伝えることは重要です。

 

 

精神科を初めて受診する時は、精神的に

とてもつらい状態であるのが普通です。

 

 

そのため症状も一つではなく、

様々な症状があるとは思います。

 

 

しかしその中で、自分がもっとも困っている症状、

もっとも治したい症状は何なのかが

明確になっていることは大切です。

 

 

 

これを「主訴」と言います。

 

 

例えば「最近、眠れないのがつらい」という理由で

精神科を受診したケースを考えてみましょう。

 

 

 

眠れないのがつらいとは言っても、

症状は不眠だけではないと思います。

 

 

 

不眠が続けば、気分だって滅入ってきますし、

頭も重くなるでしょう。

 

 

 

胃がムカムカして、

食欲だって落ちてくるかもしれません。

 

 

 

症状はたくさんあります。

 

 

 

「最近、少し眠れなくて・・・。

そういえば食欲も落ちてるし

やる気も出ないなぁ。

胃もちょっとむかむかしているし・・・。

そういえば頭痛もひどくて困ってるんですよ」

 

 

 

このように、症状をあれこれ思いつくままに伝えてしまうと、

診察した医師は「頭痛が一番つらい症状なのかな?」と

勘違いしてしまうかもしれません。

 

 

 

そのまま「まずは頭痛を中心に治療をする」という

方針になってしまう可能性もあります。

 

 

 

これは極端な例ですが、

「一番困っていること」をしっかりと伝えることは大切です。
 

 

 

先ほどの例でいえば、

 

 

「最近、眠れないのがつらくて来院しました。

一番困っているのは眠れないことで、

それが続くと気分が滅入ってやる気が出なくなったり、

胃がムカムカして食欲も落ちたりしています。

眠れない日が続くと頭痛もひどくなって困ります。」

 

 

 

と伝えれば主訴が分かりやすいですね。

 

 

 

 

2.どのような経過なのか ⇒ 現病歴

 
 

症状が出てきた経緯も大切です。

 

ある日突然出てきたのか、それとも何らかのきっかけがあって

出てきたのか。

 

 

それによって

治療が変わってくる可能性もあります。

 

 

ここでも、自分の思いつくままに

つらい出来事を話してしまいがちですが、

時間経過に沿って話すと、聞いている側は

正しく理解しやすいです。

 

 

 

悪い例は思いつくままに、

「去年、こんなつらいことがあって・・・、それでやっと傷が

癒えてきたと思ったら先月にまたあんな事があって。

そういえば3年前にも○○がありましたね。

あ、今思い出しましたが小学生時代にも

こんな事がありましたね。」

と話すよりも、

 

 

 

「始めて症状を自覚したのは小学3年生の時で、●●を感じました。

普通に通学は出来ていたのでそのまま様子をみていました。

3年前、特にきっかけなく〇〇の症状になり、

更に去年、こんなつらいことがあって、

先月も同じようなことがあったので受診したのです」

 

 

と時系列に沿って話した方が分かりやすいでしょう。

 

 

 

診察場面でいきなり綺麗に話すのは難しい場合もありますので、

経過が複雑な場合は事前にまとめておくとなお良いでしょう。

 

 

これらの内容は自分で話しやすいように、メモでまとめておく・・

これが大事です。

 

 

 

次回に続きます・・・