京都国立博物館で開催中の
「国宝」展
に行って来ました
土曜日の昼前でしたので、行く前からある程度の混雑は予想できました…
が、京博の入り口にいくと…
あれ?混んでないぞ…?
空は雨模様…だから、混んでないのかな?
並んでない!しめしめ!…と思ったら…
京博は建物の中で並ぶんですねー
見えないけど、建物内部、ちょうどガラスの向こうに行列してました…↑
京博は、いきなり三階にエレベーターで運ばれて、二階、一階に降りながら展示をみる構造です
三階で降りると、劇混みでした
京博は展示の「部屋」が小さく仕切られているので、人がはまり込んで出られなくて余計に混むのではないでしょうか?
部屋を多くするとそれだけ壁の面積が大きくなって、展示スペースが増えるのでしょうけどね
初めの展示の「書跡」 なんて、人の頭でちっとも見えませんでした
(混む場所だからあえて地味な書跡を展示したのかもしれないわね)
以下、現在の展示期間に見ることができた中で、
気にいったものをピックアップしてみます(私の好みです)
柄ものに柄ものを重ね着してサマになる、ファッションリーダー吉祥天!
美人に定義なんかない!と女性に希望を与える吉祥天!(どういう意味?)
東京国立博物館蔵 普賢菩薩像(12世紀)
こちらは、先ほどの吉祥天の力強さからやや時代が下り、繊細な美が好まれた時代
…なので、とにかく繊細でお美しい
私は、(繊細はないですが)この像のクリアファイル愛用者です(だからどうした)
クリアファイルは、京博でも売ってましたよ
知恩院 阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)(14世紀)
たしか、夏の奈良博「源信展」でも出展されてましたよね(今回の国宝展の絵画は、奈良博の源信展と被ってるものが結構ありました)
この「早来迎」については、先頭集団は実はみんな縦一直線上に並んで止まっているのだと、最近どこかでお聞きしました
↓確かに、縦一列に止まってる⁉︎
それとも、あそこに結界でもあるのかしら…?
雪舟 慧可断臂図(1496)
雪舟五点のうちの一点
達磨大師が、壁の方を向いています
私には、しょぼ〜んとしているようにみえますが、全然違うのです
京博解説を一部引用します
↓
「禅宗の初祖・達磨が少林寺において面壁座禅中、慧可という僧が彼に参禅を請うたが許されず、自ら左腕を切り落として決意のほどを示したところ、ようやく入門を許されたという有名な禅機の一場面である。リアルにあらわされた面貌と一点を凝視する鋭いまなざし、そして動きの少ない構図が画面全体に息苦しいまでの緊張感を生み出している。77歳の老禅僧雪舟のたどりついた境地がここにあらわれているとみるべきであろうか。」
達磨さんの背後には、切り落とした左腕を右手で持って、「達磨さんにはいどーぞ!」としている慧可が描かれています(グロい)
私が達磨なら、「いらねーよ、そんなもの!」と言いますね
この達磨さんの表情は「一点を凝視する鋭いまなざし」…なんだそうです
決して、しょぼ〜んとしているわけではありません
絵の解釈、難しいです
難しくてお手上げ!
風神雷神図屏風(俵屋宗達)
この風神の、ヒャッホー感、いいよね〜
楽しそう!
雷神も活き活き
屏風全面
この風神雷神図は、その後リレーされて描かれています(国宝展の展示に関係ない話)
↓
と、明らかに困惑気味の
中尊寺金銅華鬘
気をつけていると、この華鬘の模造品っていろんな場所で見つけることができます
鎌倉の小さなお寺の庫裏にもありました…
探してみよう!
国宝展は、4期に 出し惜しみして分かれて展示されますので、私はまた後期の仁和寺北院薬師を目指して行こうと思っています
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