昨日のブログで、「フィリピンの介護施設の現状」に付いて書きましたが、数年前までは 「フィリピンの介護施設 」というと、NHKはじめ、どのマスコミも真っ先に名前を挙げたのが「ローズ・プリンセス・ホーム」。 「 日本人経営者( =元銀座の有名宝石商の道楽息子。 自称「 学習院で昭和天皇とクラスメート 」)は、施設の資金をマニラの日本料理店開店に流用し、その事業に失敗して失踪。 被害者達から訴えられている。」とも書きましたが、このN美さんも、その「ローズ・プリンセス・ホーム」の初期の入居者。約30年間の教員生活を定年退職しての入居です。 私がフィリピンに移住するきっかけとなった、”年金女性のフィリピン生活”という本の著者の小松崎さんも30年以上、学校の教師だったのですから境遇はとても良く似ています。 ただ私の経験から言うと、学校の先生や、警察官等を何十年もやっていた人は、どこか世間の事情に疎い(=人を見る目が無い)とも言える部分があるのは共通しています。 まあ、それもあってか、彼女(=N美さん)は彼女の言によれば、あそこ「ローズ・プリンセス・ホーム」には、入居早々から、「聞いていた話と何もかも違うので、3ヶ月間位で、契約解除して、退去するまで、棟朝さん(=「ローズ・プリンセス・ホーム」の経営者)とは毎日のようにケンカしていたわよ!。 まあ、3ヶ月位で退去したので、契約で、入居金は半分しか戻ってこなかったから、で約300万円をドブに捨てた事になるけどね。 でも毎日嫌な気分で過ごしたくなかったから、お金は諦めたわ!」・・・ ここまでは他の男性の入居者からも同じような話を聞いた事がありますが、、男性達は時々集まって愚痴を言い合うだけ。 結局は誰も何も行動しません。 彼女の凄いところは、その後、・・・ 彼女は「ローズ・プリンセス・ホーム」を退去し、一人で近くに一軒家を借り、 メードとドライバー(運転手)を雇い、1年、2年が経ち、メードやドライバーが彼女に大変に良くしてくれるから ! と言って、メードの妹やドライバーの息子の学資を彼女が全部出して高校からちゃんとした大学まで卒業させたのです。 それには卒業した当の本人達は勿論の事、彼女のメードやドライバーも当然、大感激、大感謝で、自分達の家族以上にN美さんの事は大切にするようになりました。 教員生活を30年以上もやって定年退職したN美さんにはそれだけ、十分な年金もあったのです。 彼女はその後、知り合いの日本レストランのオーナーに頼まれ、フィリピン人スタッフ達の日本語教育と従業員の躾けを担当、70才を過ぎた今も毎日元気に働いています。 彼女曰く、「私が学資を全部出して大学まで卒業させた女の子はちゃんと私の事をアテ(=お姉さん)と呼んで、「体が動かなくなっても一生私が世話しますから!」と、健気な事を言ってくれるけど、男のほうはダメねえ、ちゃんとした仕事に付いたのに何が不満か知らないけど、直ぐに辞めてしまって、まだ次の仕事も決っていないんだから、、本当にフィリピン人の男は使い物にならないわ!」 と最近も言っていました。 この彼女の意見には私も全く同感です。 一般にフィリピン人の女性は、家族の為、自分の為に労を惜しまずに良く働きますが、その点、男連中は一般に考え方が子供で身体だけは一人前に大きくとも頭の中は空っぽ、仕事も女には敵わない、というのが大半です。 それもあって、フィリピンの銀行では中小支店なら大体は支店長は女性が普通。 女のほうが仕事が出来るのです。
まあ、結局は女が強い!というのは少なからず日本でも当てはまりますが、、、。
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