「パッとしない」ことの検証

 

 入籍の段取りと住宅ローンの審査一連の作業と並行して、家の間取についてもハウスメーカーS社とで毎週のように行われていた。
 2月12日に提案された間取りでは「パッとしない」と感想を述べたものの、我が家の大雑把な要望はしっかりと取り入れられていたことも確かだった。ここで、今一度我が家の要望を整理すると…

 

①延床32坪程度の3LDK
②LDKは一直線に配置
③LDKに隣接する形で和室1部屋
④2階は主寝室と子供室
⑤収納は各部屋1つ以上、他にも多数
⑥洗濯物を干すためのサンルームならびにバルコニー
⑦外構は自動車3台分を停められるスペース確保
番外 可能であれば些細な書斎

 

ということなのだが、何故「パッとしなかった」かを検証する必要があった。

 

 

 まず提案していただいた間取りについて、決定的にダメなところがあった。それは日当たりがまるで考えられていないことだった。方角を考えると、1階部分は4.5帖の和室しか日光が入らない間取り。リビングダイニングは南東側のテレビを設置する壁の上部に明かり取りの窓は設置されているが、大きく窓が開けているのは北東側。西日が入らないからいいという考え方もあるが、日中でもちょっと暗い感じは拒めない。
 2階を見てみよう。決定的でなくとも、気に入らないのが階段を上がってすぐの場所に室内干しスペースが設定されていること。2階となるとお客さんがそれほど立ち入るスペースではないが、子供の友達が遊びに来ることは十分ある。洗濯物を干す場所は、理想は目に付かないどころだと思うが、この間取だと、もろに動線上である。

 細かいことを言えば、階段の上り下り口の傍に部屋の入口がああるのは、危険性を感じるし、玄関の形状にしても、玄関ドアから入って、斜め作られたホールが微妙だった。もちろんこれは個人の好みの問題もあるから、良い悪いではなくて我が家の好みではないことは確かだった。

 

 このような点に加えて、我が家の要望についても、もう少し細かく伝えようと言うこととなった。

 

具体的には

 

②LDKは一直線に配置

18帖程度という具体的な数値を設定しつつ、リビングに日差しが入る間取を要望した。16帖と18帖では僅かに2帖の差ではあるが、これはダイニングセットとソファーセットを設置を考えていたからである。キッチンの広さはおおよそ5帖と設定すれば、単純計算で残りは16帖の場合11帖、18帖の場合では13帖となる。リビングはソファーセット(ソファー・センターテーブル)にテレビを置くことを考えれば6帖では正直狭い。やはり8帖は欲しいところ。16帖設定だと残り3帖。これでダイニングセットを置くのは窮屈すぎるのである。

 

④2階は主寝室と子供室

配置について主寝室と子供室は壁1枚で隣接させないこと。これは各々の部屋の音が漏れてくるのは、何かと気になるだろうという考えである。

 

⑥洗濯物を干すためのサンルームならびにバルコニー

バルコニーに奥行を設けること。これはいくつかの内覧会で拝見させていただいて気づいたのだが、ローコスト住宅のバルコニーの多くは奥行3尺(約90cm)で設定されているものが多かった。3尺というと図面上では十分かと思ってしまうが、実際に見ると相当に狭い。洗濯物を干すだけだから、それで十分という方もいるだろうが、その洗濯物を干すこと自体、相当に難儀が予想される狭さだ。

 

主要な要望点のほかにも、階段下は室内の収納ではなくて、外部収納にしてもらいたいだとか、家事動線は回遊性である必要がないことなど、細々と担当のIさんに伝えて、次の提案を待つのであった。

 

 

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