三宮ゆりです。

 

忘れな草。

 

花言葉は「真実の愛」「わたしを忘れないで」。

 

わたしを忘れないで・・・

 

ちょっぴり切ないですねぐすん 

 

今回は、認知症の約半数を超えるアルツハイマー型認知症において、ごく初期の段階でも症状として出やすい「もの忘れ」についてです。

 

「自分はもしかして認知症かしら?最近もの忘れがひどくて・・・」

または、

「最近お母さん同じ話ばかり、ついさっきした会話覚えてないのかしら・・・」

 

など、密かに悩まれている方も多いのではないでしょうか。

 

年令によるもの忘れと、認知症によるもの忘れでは、全く異なるそうなので特徴を見ていきましょう。

 

<年令によるもの忘れ>

物忘れを自覚している

体験したことの一部を忘れる

ヒントがあれば思い出す

日常生活に支障はない

判断力は低下しない

 

<認知症によるもの忘れ>

物忘れの自覚がない

体験したこと自体を忘れる

ヒントがあっても思い出せない

日常生活に支障がある

判断力が低下する

 

つまり、冒頭の部分

「自分はもしかして認知症かしら?最近もの忘れがひどくて・・・」

は年令によるもの。

 

「最近お母さん同じ話ばかり、ついさっきした会話覚えてないのかしら・・・」

は、認知症によるもの忘れの可能性がありますね。

こちらはそのままにせず、適切な病院を受診した方がよいケースでしょう。

 

 

ですが、認知症はアルツハイマー型だけではないので、物忘れ=記憶障害だけでは判断できません。

 

下記に、何らかの認知症を疑った方がよいケースを記します。

 

沼田クリニック(引用:http://kijoukai-gr.jp/nc/gairai/kuwashiku.html)によれば

 

・もの忘れが酷くなった

今切ったばかりの電話の相手を忘れる

同じ事を何度も言う、聞いてくる、する

しまい忘れ・置き忘れが増え、いつも捜し物をしている

貴重品や自分の物品が誰かに盗まれたという

薬が余るようになってきた

 

・判断・理解力が衰える

家事や仕事などの失敗が多くなった

新しい事を覚えられない、覚えようとしない

話のつじつまが合わない

テレビ番組や会話などを理解できなくなった

 

・時間・場所がわからない

約束の日時や場所を間違えるようになった

慣れた道や自宅近所で道に迷った

 

・人柄が変わった

些細なことでも怒りっぽくなった

ペットや家族へ暴力をふるうようになった

周りへの気遣いがなくなり頑固になった

自分の失敗を人のせいにする

「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

 

・不安感が強い

ひとりになると怖がったり寂しがったりする

外出時、何度も持ち物を確認する

「頭が変になった」と本人が訴える

 

・意欲がなくなる

下着を替えずに、身だしなみに構わなくなった

趣味や好きなことに興味を示さなくなった

何をするにも億劫がり嫌がる

閉じこもりがちになり、外出することや人と会うことを嫌がる

 

以上のような症状が継続する場合、迷わず医療機関を受診することが大切ですね。

 

次回は認知症のチェックってどんなものかを勉強したいと思います^^

今日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。