資産形成を行っていくうえで、為替リスクヘッジ(=リスク回避)は必須です。

 

為替リスクヘッジを回避する方法は、通貨分散をすることです。つまり、日本円のみならず、米ドルや豪ドル、人民元等の外貨を所有するということです。

 

私が、オフショア投資(=海外投資)の必要性を友人知人に話すると、良く返ってくる反応が、「為替リスクは無いの?」という質問です。

 

この質問をする人に限って、日本円しか所有できておらず、為替リスクに思いっきりさらされているのですが、自分が大きな為替リスクにさらせれていることにまったく気づいていません。

 

日本円しかもっていないということがなぜ危険か?

 

例えば、1,000万円の金融資産を円建てで所有しており、外貨は未所有と仮定します。

 

仮に、1ドル=100円から、1ドル=120円に振れた際に、20%も日本円の価値が下がったことを意味します。

 

つまり、数字上は、1,000万円の金融資産は1,000万円のままですが、資産の価値は、実質20%下がっており、800万円分の価値に目減りしていることを意味します。

 

例えば、50,000ドルの外車を購入しようとした時に、1ドル=100円の時は、1,000万円の金融資産は100,000ドルですので、外車2台を購入できます。

 

しかし、1ドル=120円の際は、1,000万円の金融資産は83,333ドルに目減りしているため、外車は1台しか購入できなくなっているのです。

 

円安になれば資産が減る、、という状況を受け入れるしかなくなり、円安になれば海外旅行を控えるという人が続出することになるわけです。

 

これが為替リスクにさらせれている、為替リスクヘッジができていない状況を意味します。

 

たまに、「自分は海外に出る気はないし、海外の製品を購入するつもりはないので日本円だけ所有していれば良い」という方が存在します。

 

こういう方でも、為替リスクヘッジは必要です。

 

なぜなら我々島国である日本は、食料品から油(ex.ガソリン)から多くの製品を輸入品でまかなっているからです。

 

円安になるということは、輸入品の価格が20%上がるということを意味します。例えば、ガソリンは20%あがるということを意味します。

 

輸入品に頼っている生活コストは、単純に20%あがって、生活費を圧迫する結果となります。

 

つまり、海外に無縁だと主張する人でさえも、為替リスクヘッジは必要なのです。

 

今後、円高になるか円安になるかは誰にも分かりません。

 

そうであれば、外貨も一定割合もつことで為替リスクヘッジが回避できます。

 

500万円の日本円と50,000米ドルの両方をもっていれば、円高の時は、円で支払いを行い、円安の際は、米ドルで支払いをするだけで、とてもお得に買い物ができます。常に円が振れた10%や20%分だけ割引価格で買い物とをするのと同じ状況となるわけです。

 

私自身は、金融資産の半分を外貨でもつようにしています。

 

金融資産をもつ全ての人に為替リスクヘッジは必要であり、一定割合の外貨をもつことの重要性を少しでもご理解頂けますと幸いです。

 

(但し、日本の銀行の外貨預金をすることだけはやめてくださいね。あれは銀行の手数料が高すぎて、銀行の利益に貢献する結果となるだけですので。私が実践しているものとはオフショア投資の外貨、米ドルによる積立投資です)

 

 

ブログランキングに参加しています!あなたクリックが励みになります!

援よろしくお願いします!

  にほんブログ村 株ブログ オフショア投資へ
にほんブログ村

 


サラリーマン投資家ランキング

 

Facebookからも友達申請お待ちしております。