創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

創造性こそ成功学

2017-08-23 04:11:18 | Weblog

 おはようございます。

 昨日、次に紹介する本は、新規商品・創造性の開発、と書きました。所が今朝、書棚から取り出して見たら、題名は、新規商品・企画の成功学。早速ボケた私をお見せしてしまいました。すみません。

 本の内容は新規商品の開発手法と創造性の開発の手法が書かれています。企画担当として成功したか、しないかは当人は分かりません。評価はお客様がするものです。成功学とは随分曖昧な言葉です。著者も間違えたくらいです。

 ここから弁解します。当初、創造性の開発を前提に名称を考えました。所が編集者は、創造性開発は有名な本がある、もう流行らない、自分に創造性の開発なんて無理と思う、売れない本の名称、好き物相手になると却下されました。

 この本の推薦人にお願いした人は千々岩健児先生と井口雅一先生、教育界の重鎮の人でした。お二人は元東大工学部機械科教授、著名な先生方を育てた人、私の先生でもありました。その後名誉教授になり、産官学の活動を続けた人。日本機械学会の会長も、業界の財団法人の会長もなさり、それぞれ鉄鋼業と自動車工業の発展に貢献した人。ぜひウィキでお二人の業績を見てください。

 東大名誉教授の有名人かつ、ベストセラー作家の、失敗学のすすめの著者、畑村洋太郎先生は千々岩研究室の講師でした。私が千々岩先生に推薦文をお願いした時、この本は畑村先生の本より学生に読ませたい、推薦文を書くから成功学の文字を題名に入れろ、流行らせろ、と言われました。貴方は企画が専門だろう、企画の成功学で良いと、先生が命名してくれました。あに諮らんや出版社は売れない本と評価し、一般書店の販売を中止し、教科書として在庫販売だけを継続しました。色々ありました。意外や意外でした。

 当時、千々岩先生は東大定年後、10年以上経っていたはず。毎年、300枚以上の年賀状が来ていました。人間関係が凄い人、ご自身がさんが日に宛先全部に手書きし、返事を書いていました。

 先生の年賀状の宛先は、大学の先生や大企業の経営者や管理職者でした。皆さんに本のカタログと書いていただいた推薦文を送る許可を頂けました。先生方に売れたの売れないのって。実は分かりません。先生の弟子たちから私にオーダーはありませんでした。都心の大型店や新幹線の駅中の本屋さんに置いてあったので、先生のお手を掛けず、本屋さんで買ってくれたのでしょう。私に連絡があると、差し上げなければいけなかったからでしょう。

 なお先生は数年前に90歳の誕生日にお亡くなりになり、命日はお盆です。ですから今日は、何妙法蓮華経、となりました。

  今日はここまでにします。

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