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情報用語の木構造

2017-06-23 13:16:32 | Weblog

 こんにちは。

 次のページから6ページの目次。読んで驚きました。とてもよく書かれている、編集長は大変だったろう、とても斬新な目次だと思いました。続いてキーワードの体系図のページがあります。中村洋四郎さんお気に入りの図でした。富士通のアプリの部隊を創った人がです。

 先端用語の勉強ができるように、とても分かりやすい、良い用語体系図になっていると思いました。この体系図は私がWWW登場前のUNIXの検索システム、Gopherを参考にして書きました。でも二度とやりたくない面倒な作業になりました。その他にも、この本制作で大変だった作業がたくさん蘇ってきました。私も苦労しました。編集長も大変でした。それだけ皆さんが苦労したからでしょう、無名著者の本もそこそこ売れたわけです。

 付言します。Gopherはテキストベースの情報検索システム、すなわち文字検索システムです。アメリカの大学の先端研究所で使われていました。全文検索を研究開発していた私はシソーラスや言葉の関係図に興味を持っていました。でも、Gopherは日本では流行りませんでした。漢字と平仮名とカタカナと英語が混在している言語だからでしょう。おまけに今はスマホやケータイなどの省略語がメイン。日進月歩で新語が登場しています。テキスト検索の進化を待たず、スマホの画像全盛時代に突入したようです。でも、今はAIの知識処理の時代です。検索エンジンの研究を手抜きした付けが日本に及んできたように私には思えます。戯言ですが、当時私の研究部は全文検索で世界一だったかもしれません。何せ難しい日本語情報のベースだったから。

 専門用語の関係を表した木構造は情報検索に役立ちます。当時、構造が真っ当でシンプルなら、本質的に難しい日本語処理にも使えると思って概念体系や検索システムや全文検索システムを研究開発していました。情報システム開発用語の木構造をこの本で、私は一人で定義し、作りました。この本の売りの一つはこの木構造でした。賛同者は競合会社の中村洋四郎さんだけだったのが情けなかった。そしてしばらくして研究は没になりました。今でも残念です。以下にこの木構造のページ5ページのイントロ部分を転記します。

『用語理解のための体系図●索引

 このKey Words Mapは、本書で説明しているキーワードを専門的なレベルで理解するために、体系図としてまとめたものです。このマップのなかの1つ下の階層のキーワードを理解すれば、上位のキーワードをさらに深く理解できます。』

 この体系図は説明があるページ番号も併記されています。ページ数の変更はこのページの修正を必要になりました。完成までに、二度としたくないような大変な作業になりました。

 今日はここまでにします。

 

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