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時代遅れの話

2017-08-21 09:27:39 | Weblog
 この弁護士事務所には2台のテレックスターミナルがありました。日本を含む海外の支社にはやはりテレックスターミナルがあり、海外との通信はテレックスを利用していました。エアーメールで手紙やコピー郵送も毎日使っているとのことでした。

 なお、2台のファクシミリXeroxテレコピアがあり、アメリカ国内の情報交換に利用していると言っていました。でも、この当時のファクシミリは遅い、臭いG1機だったのでしょう。電話が一番の情報交換手段のようでした。電話を効率的に利用するのは大変ですので、統合型のEPBXに期待していると言っていました。電話会議や留守番電話や音声メールが弁護士業務に役立つのでしょう。今でもかも。

 弁護士事務所で大事な部署はライブラリーだと言っていました。図書館と言うべきかも。ライブラリーのネットワークがあり、各支社にもすべてライブラリアンがいると言っていました。複写機の利用は盛んのようでした。弁護士事務所にはXeroxの最新鋭高速コピアがすでに設置されていました。今なら専門のデータベースサービスとパソコンがあれば十分かもしれません。

 当時、OA化が進むと紙の使用量は増えると言われていましたが、その通りの現象が起きていました。そして多分、今でもますます紙の使用量は増えていると私は想像しています。すなわち、情報保護の観点からも、反古紙を如何に再利用するかが弁護士事務所の課題でしょう。裁断機だけでは解決できない課題のように思えます。

 ここで脱線します。科捜研の女や相棒を見ていると、犯罪に手を染める弁護士や物凄く倫理観の高い弁護士など、色々な性格や能力の弁護士が登場します。主役の敵役のようにです。でも私が感じているアメリカの弁護士や弁護士事務所のタイプは一つだけです。アンビュレントチェーサー、すなわちサイレンを鳴らして走るパトカーや救急車など緊急自動車を追いかけるタイプ。良く言えば仕事熱心、悪く言えばお金になる仕事をいつも探して居る人。弁護士が過剰、弁護士同士の競争が激しかったからです。

 アメリカ企業と特許問題で訴訟が起きると大変でした。儲けたお金の1年分は弁護士費用にとられました。負けたらなお大変。儲けたお金はすべて訴訟相手にとられました。今もでしょう。今は日本も弁護士のコマーシャルがあります。過剰の程度がアメリカに追いついたと思います。20年かけて。嫌な世の中になりました。科捜研の女や相棒を見ると何時も勉強になり、ほっともしています。時代遅れだからでしょう。
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